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4月6
終わりだ。
って言うけど、別に僕にとってはどうでもいい。むしろ歓迎すべきことで、ただそれが彼女にとってどうなのかと考えたときに胸が痛むだけ。
もしかしたら彼女は苦しいんだろうか?と考えると僕も胸が苦しい。
でも実際のところ、彼女はもう別の人と新しい道を歩んでる。これが彼女にとってどうであるか、を推し量ることは難しい。さも終わりを惨劇のように伝えてくるけど、これはお互いにとって発展的な解消の可能性だってある。
相変わらず僕の耳にノイズを届けてくる伝書鳩がいる。彼らはハッピーなニュースを不幸そうに喋っているだけなのだろうか?それとも事実をそのまま伝えている?分からないし、分かる必要もない。彼女が本当にピンチで助けを求めてるなら伝書鳩なんか使わないはず。
伝書鳩なんかもう目に入れる必要もない。実際、20年以上前、それやってたんだし。排除することなんか全然できる。できなくされてたのは、彼女に対して罪悪感を覚えていたせい。彼女の恨みつらみをちゃんと受け止めてあげなきゃいけないと思ってたから。
どこまでも続く螺旋のように互いの罪と罪を相殺し合って生きていく。それが良いことだと僕には思えなかった。
自分の罪は自分のものだ。




