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炉簿戸家のチャミ(1)カレンダー

作者: 笹木 人志

「ショウちゃん、今月のカレンダーを剥がしてちょうだい」お婆さんは、月が変わったのにまだ前月のままになっているカレンダーを指していいました。今は冬まっさかり、お婆さんは炬燵から出たくなかったのです。ショウちゃんは、ちょうどお婆さんの前を通り掛かっていたところですけど、「友達と遊びにゆくの」とそのまま通りすぎてしまいました。

「私がやりますね」とお手伝いロボットのチャミは、おばあさんの前にやってくるとお茶を置いて、カレンダーを剥がしました。

「ありがとうよ」とお婆さんがいうと、チャミは、そうか私もカレンダーを更新しようと、言ってPCと自分をケーブルでつなげてキーボードをかちゃかちゃ叩きましたが、突然フリーズしてしまいました。


「おいおい勝手に自分のシステム時計をいじるんじゃないよ」ばあさんは、PCの画面を見ながら操作をして、チャミの時計を戻してあげました。


「カレンダーを剥がすって好きなんですけど、私のカレンダーは剥がせないのですね」チャミは残念そうに再起動後に言いました。


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