第9話「テンプレは考えるの楽だから良き」
めっちゃ期間空いてもうた。1週間に一回は投稿したいな
教会行ってから一週間がたった。スキルの研究は凄いしんどい。士気スキルは元々やる気がないと効果が薄いようで、しかも何の士気を上げるかは指定できないので勉強のやる気のない人に使ったら県の修行のやる気が上がったりする。ちなみに人に使えることを発見したのはエミリア母さんで勉強をしない兄さんに使って勉強のやる気をあげられないかと実験体にしてた。こわい。兄さんのには申し訳ないが僕が逆らえるはずもないので仕方なし。
「ゆーくん。貴族の当主になるにはどんな方法がある?」
少し前から勉強が始まった。まあ貴族の常識がほとんどだ。
「現当主からの指名と王様からの指名です!」
「正解よ。」
ちなみにお父さんはおじいちゃんからの指名でなったらしい。魔物討伐の時のけがが原因で王都に療養に行っている間お父さんが代理をしていたがそのまま当主になれといわれてなったらしい。
まだあったことがないからどんな人か知らない。王都言ってみたいなぁ
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「あら。ゆーくんお友達と遊ぶの?」
「うん。ご飯までには帰ってくるね」
「いってらっしゃい」
「いってきます!」
でかい町といっても田舎なので貴族の子供なのに自由に外出できる。まあ悪いことしようとするやつとかは大体冒険者とか近所のおっさんにボコられてる。辺境だと魔物が多いから必然的にみんな強くなるみたいだ。
「おーいゆーくん」
公園についたら声をかけられた。僕の友人のクリスだ。金髪のくせっ毛で髪は短い。本屋で出会ったんだけどそれからよく一緒に本を読んでいる。今日は外で遊ぶ予定だ。
「またせた?」
「ううん。ちょうどだよ」
なんか恋人みたいだけどクリスは男だ。見た目は中世的だし声は高いがまだ子供だからだろう。僕もそうだもん。
「今日は何する?」
「ボクは何でもいいよ」
一人称が僕仲間だ。しかしなにをしよう。いつもはおままごととかしてるんだけど今外だしな。
「魔法の練習一緒にする?」
「良いよ」
家で母さんたちに見てもらいながらやった方がいいね。陽キャの僕がクリスをリードしてあげなきゃ。
「さあついてくるがいい!僕の城へ君を連れて行ってあげよう!」
「うん。お願い。あとそれやめてね」
おままごとの時は大丈夫なのにやっぱり外では恥ずかしいのかな?クリスも陽キャに成れればかっこいいと築いて真似するだろう。その時は一緒にやってあげるか先輩としてね。
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「あらゆーくんもう帰ってきたの?」
「クリスと魔法の練習しようと思って。中庭あいてる?」
「お父さんたちは騎士団の方に行ってるから空いてるわよ。」
よかった父さんたちがいると中にはじゃないとこに行かなくちゃいかないからめんどかったんだよねラッキー!
「おじゃまします」
「いらっしゃいゆっくりしていってね」
「はやくいこう!」
「ふふふ」
なんか僕たちのこと見てエミリア母さんが微笑んでたなんなんだろう?
「クリスは水魔法どれくらい使える?」
「こんな感じかな。ウォーター」
そう言ってクリスが右手を突き出すと手からちょろちょろ水が出てきた。
「じゃあ一緒にウォーター練習しようか」
「うん」
それから日が暮れるまで休憩をはさみながら練習した。なかなか難しいね。
「じゃあボク帰るね」
「また遊ぼう!」
夜母さんたちが僕のこと見ながらニヤニヤしてた、クリスが来たらいつもそうだ
「なに?」
「クリスちゃんのことは好き?」
「友達として好きだし、クリス男だから君だよ」
「ん。これは苦労するやつ」
「使うふるされたパターンのやつね」
「完全にアトロスの遺伝だわ」
なんじゃこれ?
次回「魔法」