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第8話「糸目キャラは裏切りがちじゃね?」

この国の教会で祀られてる神は唯一神で女神ダグザ様だ。他は知らないもしかしたら別の神様を祀っている宗教があるかもしれない。やっぱり信心深い人は多そうだ。協会は行ったことないから楽しみだ。


僕の住んでいる町はオルコット領にある一番でかい町のオルセという場所で、冒険者の人が多い。冒険者ですよ?これぞファンタジーだね。魔法とかもあるけど僕からしたら冒険者とかギルドとかは外せない鉄板の要素だね。兄さんは冒険者か騎士になりたいらしい。多分戦うのが好きなんだろう。


「教会が近くていいわね。貴族でよかったところだわ」

「ステータスを見に行くのはめんどくさいから近くて楽」


うちの母親たちはあまり信心深くなさそうだ。


「どうやってステータスを見るの?」

「神父様が女神様から頂いた開示スキルを使ってみてくれるのよ」

「ん。名前と種族と年齢と魔力量とスキルと魔法が見れる」

「犯罪者を捕まえたときは神父様がステータスを見るために出向くことが多いから、前もって話を通しておかないといけないのよ。」

「今回は運がよかった」


あぶねぇぇ~!!

称号見られたら終わるとこだった。いや終わりはしないけど。


「ついたわよ」


ザ教会といった感じだな。うん。家から20分ぐらいで着いた。緊張するなぁ。どんな人だろ


「お待ちしていました。エミリア様、シルヴィア様」

「お出迎えありがとうございますわカリトン神父様」

「ありがとう神父。こっちが息子のユーグラム。今日ステータスを見てもらう子」

「神父様こんにちは」

「はい。こんにちは。利発そうな男の子ですね」

「ありがとうございます」


神父は優し気な50歳くらいの男性だ。シルヴィア母さんとは昔からの知り合いらしい。気安い態度だったのはそのためだ。


「では早速ステータスを開示しましょうか」

「お願いします」

「変なスキルでも落ち込んじゃ駄目よゆーくん」

「そう。父さんも変なスキル持ってるから気にしないで」

「うっうん」


なんで変なスキル確定なんだ

神父がスキルを使うと持っていた紙がなんか光っていた。光が収まると神父が見せてくれた。


名前:ユーグラム・オルコット 年齢:5歳 種族:人間

魔力量15/15 スキル:士気3(全体1・個人3) 剣2 

魔法:水2 土1


と書かれていた。うん一緒だね。


「魔力量がこの年の子にしては多いわね」

「ん。私たちの息子だから当然。昨日のは士気スキルが原因。」

「士気スキルなんて聞いたことないわね」

「そうですね。指揮スキルとも違うみたいですし」

「神父が知らないなら誰も知らない。」

「ははは、買いかぶりですよ。」


みんな知らないみたいだ。まあ僕は自分で把握できてるからいいけどね。


「ゆーくんが毎日使って効果を調べるしかないわね」

「ん。私も手伝う」

「わかりましたら是非教えてください」

「分かりましたわ。神父様今日はありがとうございました」

「ありがとう」

「ありがとうございます。」


明日からはずっとスキル調べるんかなぁ。本を読む時間が無くなるよ...残念(泣)


「父さんって変なスキル持ってるの?」

「ブフッ!」

「なんだそれユーグ」

「だっ誰に聞いたんだい?」

「シルヴィア母さんだよ。」

「ユーグラム忘れなさい」


持ってるみたいだ




次回「友」

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