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銃声と爆発音を聞いてターミナルの警備員が通報したのかパトカーや消防車のサイレンの音が近づいてきたが、雄治はそれを気にしながらも3人に近づいて震えている3人に声をかけた。
「もう逃がさない」
3人の尻を蹴飛ばして仰向けにさせると、3人とも恐怖で涙と鼻水を垂らしている。
「そんなに怖いのか、いままで人の命を弄んできたくせに」
3人は怯えた目で雄治を見上げるだけで問いかけに一切答えない。
「山本さん、これ、ありがとう、おかげであんたにもたどり着くことができたよ」
トカレフの銃口を山本に向けて笑う。
「聞きたいことがある、あんたを信用していたのに、なぜだ?」
山本は怯えた目で雄治を見上げている。
「答えたくないか、それとも答えられないのか、答えたくないならもう生きていてもしかたない、警察がじきに来るようだがお前らを警察に生きたまま引き渡すつもりはない、時間もあまり無さそうだからいますぐに古河たちの後を追ってもらうか」
飯田に銃を突きつけると、飯田が声を上げた。
「や、やめてくれ、俺は、俺は何も知らない、古河と山形がやって、俺は甘い汁を吸わせてもらっていただけだ」
その言葉にすぐさま山形が反論するように声を上げた。
「それは違う、俺は飯田の指示で早川と大山に会社の金を横領させて古河に流していただけだ」
2人が言い合いになると、雄治は目を大きく見開いて恫喝した。
「てめえら、この期に及んで罪の擦り合いかよ、みっともねえな、どっちにしても恭子を始末するための金を古河に払ったのはお前たちだろ」
その一言で2人は黙った。
「もう1度聞く、山本さん、どうしてあんたがこいつらの仲間なんだ?そして、なぜ情報を流して俺を動かし、こいつらを始末させようとしたんだ?」
雄治の言葉を聞いた飯田が山本に向かって叫んだ。
「あんた、裏切ったのか?俺たちはあんたのせいでこんな目に遭っているのか?ちくしょう」
「それは違うな、お前らは自分のしたことが悪いことだってわかっているよな?別にこいつが俺に情報を流したからじゃねえ、恭子が流れ弾じゃなくて秘密を知ったから殺されたと知って俺は仇を討とうと決めた、こいつはただその手助けをしてくれただけだ」
飯田は黙り込んで下を向き、山形も山本を睨むのをやめて下を向いた。




