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復讐の狂鬼  作者: 赤岩実
形勢逆転
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8

 かなりの時間を要したが、なんとか検問にも遭遇することなく県境を越えて埼玉県に入った、どうせ燃えた車のナンバーから成川組のことは調べがついているだろうし、もしも盗難車を使ったとしても、残された古河の遺体などですぐにわかるはずだと思っていた。

 雄治は警察組織のことなど詳しくは知らないが、新宿にある成川組の古河が銃殺となれば、恭子のことを調べるかもしれない、そうなれは雄治にも捜査の手が及ぶかもしれない、そのためにわずかな知識ではあるがNシステムを避けるように幹線道を回避して移動し、雄治とは縁もゆかりも無い群馬の山奥を使って移動したが、それでもここまで事が大きくなるともはや時間との勝負になってきたような気がしていた、黒幕だけじゃなく飯田や山形も姿を消すかもしれない、いや飯田たち2人は成川組に消されるかもしれない、そうなったら黒幕の正体は突き止められなくなってしまう、そんなことを考えたら焦りがでた。

 それからしばらくラジオのニュースを気にしながら運転を続けていたが、急に喉の渇きを覚え、人気のない町のはずれにポツンと浮かぶ飲み物の自動販売機を見つけると、その脇に車を停めてコーヒーと普段はあまり飲まない甘い炭酸飲料を買い、すぐに炭酸飲料を一気に半分ほど飲んで誰に遠慮することなく大きなゲップを吐き出してからタバコに火をつけた。

 2、3度大きく煙を吸い込んで少しクラクラするのを感じながらラジオから流れるアイドルの歌を聞いてからタバコを消すと、不思議なほど冷静に頭が回りだした。

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