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雄治は再び秋葉原に行って受信機を買った店の店員に話しを聞いた。
「無線カメラっていってもね、それほど電波を遠くへ飛ばせるわけじゃないからね、良いところ100メートルぐらいじゃないのかな?」
「高性能の受信機を使っても無理ということですか?」
「あんたの買っていったのは結構高性能なものだよ。それで拾えないとなると、近くにカメラが無いってことじゃないかな」
「そうですか、わかりました、ありがとうございました」
雄治はアパートに戻り、インターネットで無線のカメラについて調べてみると、オフィスビルなどに設置されている防犯用の一般的な監視カメラは有線で、無線の物はほとんど使われないことや、無線カメラは店員が言っていたようにあまり長距離に電波を飛ばせないことなどがわかった。
どうやら情報提供者、もしくはその協力者が社内にいることは間違いないようだ、あとは正体をつきとめるだけだと思って自宅のデスクトップパソコンに入っているデータやUSBメモリに入れておいた画像などを全てノートパソコンへ移動し、携帯電話を使ってインターネットや会社のメールも見られるように設定を済ませた。
普段使っていたデスクトップパソコンは用済みというわけではないが、万が一のことを考えてハードディスクのデータを完全に消去出来るというソフトを使って消去し、ケーブルを全てはずした。
しばらくアパートには戻ってこないつもりで大きめのボストンバッグを取り出すと数日分の着替えなどを詰めこみ、銃を入れているアタッシュケースにノートパソコンを入れると着替えなどを詰めたボストンバッグを車に載せてアパートを出た。




