表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
復讐の狂鬼  作者: 赤岩実
報告書
19/73

9

 携帯電話の着信音で目が覚めた。

「もしもし、斉藤ですが・・・」

 少し寝ぼけた声で電話に出ると、電話の向こうで川上が叫んでいる。

「斉藤さん、大変です、本部長が、山本さんが・・・」

「なんだ、何があった、落ち着いて・・・どうした?」

「山本さんが何者かに襲われました」

「なにっ?山本さんが?それで、容態は?」

「幸い、本人の意識はあるのですが・・・」

「わかった、病院は?」

「調布の総合病院に運ばれたそうです」

 急いで支度を整えるとアパートを出て病院へ向かった。


 病院には、川上と会社の総務の担当者が数名来ていた。

「斉藤さん・・・」

 川上は目を真っ赤にしている。

「山本さんは?」

「精密検査が終わって、総務部長と、本部長の奥様が先生から説明を受けています」

「そうか」

 不安を感じながらロビーで待っていると2人が部屋から出てきた、何度か山本の家に招かれたことがあったため山本の妻とは面識がある。

「奥様・・・」

「斉藤さん、このたびは・・・」

「私のことより、本部長の容態は?」

「幸い骨や脳に異常は見られないし、本人の意識もはっきりしているから2、3日ようすを見て、特に異常が無ければすぐに退院できるだろうって」

「そうですか、それは良かった」

「斉藤さんこそ、大変なときにわざわざ来ていただいて、すみません」

「気にしないでください、それにしても大事にいたらなくて良かった」

 ほっと胸をなでおろした、しかし、山本が襲われたとなると、ますます恭子が撃たれたことが偶然ではないように思え、早川たちへの疑いの念が強くなった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ