始まり
初めてなので見る際は箸休め程度にどうぞ!
これは、オファニス(神の一族)の手から逃れようとする人類の戦いである。
この世界はオファニスという名の悪魔により支配されている。オファニスは殺戮を楽しんでおり、中には人を喰らう喰神種も存在している。人類はオファニスによって支配されていたそう家畜のように。
オファニスの手から逃れた街「キルスタリア」に暮らす9歳の少年エゼルはとても明るい陽気な性格だった。とくに何も無い日常を終えて睡眠をとる。これがいつもの日常そう思っていた。母親のその暖かい手がとても遠くに行ってしまう夢をみた。無意識のうちに頭のもやもやが消えていくにつれ周りの悲鳴や火事の音に気づきはじめる。ふと目が覚めた瞬間に人が逃げる姿と笑いながら人を殺す人の形をした得体の知れない何かが目に映った。戸惑うエゼルだったがすぐにオファニスだと分かった。鎌のような武器を持って人の首もとや心臓に向かって刃物振っていくオファニスを目にした瞬間全身の震えが止まらなくなった。急いで家から飛び出すと多くの街の住民が逃げ惑っているために人の波が出来ていた。人の波に身を委ねるしかなかったエゼルはふと見ると腰が抜けて動けなくなっている母親を見つけた。人の波を飛び出し母親の元へ行くと鎌を持ったオファニスがこちらへ向かって来るのが分かった。「母さん!もう近くまでオファニスが来てるんだよ!早く逃げよう!」と強く言葉を投げかける。「エゼルなんでここにいるんだい!とっとと逃げな!母さんはいいから!」母親はエゼルに強く言った「いい、親子だねえ君たち。」オファニスが喋りだした。すると列を作っていた人は凍りつくように止まった。「君らみたいな奴を殺すのが楽しくて仕方がない。なぜなら私はオファニスだから。」と笑いながら言うオファニスは鎌をこちらに向けて差し出してくる。母親はエゼルを後方に追いやり鎌を服に引っかけられ持ち上げられてしまう。「お願いだから!母さんを離せ!」と泣きながら強く願うように投げかける。「エゼル!生きるんだよお前は私の息子だろ!」母親は泣きたい感情を抑えエゼルに喝を入れるように言った。「嫌だよ母さん…死んじゃいだよ!」「さよなら。エゼル」と言った瞬間母親の服をひかっけていた鎌で宙に飛ばして大きく鎌を振り母親の身体に鎌を刺していく。母親は形が分からなくなるまで鎌でメッタ刺しにされた。「あぁぁぁあぁぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁあ」泣きわめくエゼルは母親1人救えない自分への罪悪感で押し潰されそうになってしまう。「可哀想に…運が悪かったねぇ。次は君だよ?名前なんて言ったっけエデル?エゼル?まあどっちでもいいやさよなら。」こちらへ向かって鎌を振るオファニスにどうしようも出来ないと思い諦めたエゼル。「ちょっと遅くなった」といい突然現れた剣を持った隻腕の男。その男はエゼルに攻撃しようとしてるオファニスの鎌を持った腕を切断した。「絶望するな少年。お前はまだこれからだ。」といいエゼルを担いでその場を離れた。「クソッタレが…俺の腕が切れちまったぜははっ、再生まで時間がかかりそうだ」と余裕そうに笑いながら言うオファニスもその場を去った。「母さん…母さん…」エゼルは泣きながら強くオファニスに復讐心を誓った。