表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
88/148

さぁ、実験を始めようか。

アドバイス、誤字の訂正ありがとうございました!(`・ω・´)

それを貰った時、嬉しくて鳥肌が立ってしまった……。

 『ピンポンパンポーン♪ えーっと、只今参加者が四名になりましたので、戦闘範囲は狭まりまーす。 今から結界が動きますので中心点である川辺の方に向かってねー♪ 結界に当たると外に放り出されるので、そのまま失格になるので気を付けてねー♪』


 と、機械越しから流れるエシュテルの声が響く。

 その案内に乗って、リルは木に寄り掛かりながら川辺付近まで移動する。


 川辺付近まで来ると、人の気配を捕らえた。

 その三人は固まって行動しているようだ。


 「……まさか、ルナ様とアメリア様が一緒になって組んでいるとは予想外……。 それにもう一人は、まだ幼い女の子。 どうしよう……」


 まだ三人は私に気づいていないようだ。

 だったら傷を余りつけない攻撃、尚且つ確実に倒せる攻撃は……奇襲しかない!

 

 「なら実行に移さないと……、《泥爆弾マッドボム》」


 《泥爆弾マッドボム》。

 土属性魔法で、球状に出来た泥を生成する。

 唯の妨害魔法だ。


 リルは自分で発動して生成した泥を自分に塗る。


 「うぅ……。 本当は嫌だけど、勝つためなら……っ!」

 

 「お肉食べ放題……、お肉食べ放題」と自分自身に暗示を掛け、隅々まで泥を塗る。

 泥を体中に塗ったことにより体臭を消すことではなく、地面に同化するようするためた。


 「よし、行こう。 三人とも川辺に来ないうちに倒さないと、同化の効果がなくなっちゃう」


 リルは三人に気づかれないように、匍匐ほふく前進で近づく。





 ◇





 「アメリアさん、川辺に着きましたけど、もう一人の方来ませんね」

 「かずきおにいちゃん、まだきてないのぉー?」

 「そうみたい。 でも、私たちがいるからね。 もうちょっと我慢しよっ?」

 「うん! きれいなおねえちゃんのいうこときくぅー!」


 でも誰が生き残ったのだろうか、気になる。

 もし、ユウスケさんが残ってたら、勝てるのかな……?

 

 「ねぇねぇ、きれいなおねえちゃん。 あのあかいきのみおいしそー!」

 

 エリナちゃんが指した先に合ったのは、真紅色の球型の木の実だ。

 見た目だけなら美味しそうだ。


 「じゃあ、取ってこようか」

 「ほんとにっ!?」

 「では、《炎矢フレイムアロー》」


 私は詠唱して生成した炎の矢で、木の実の近くにある枝を狙う。

 狙い通り枝を打ち取り、木の実を受け取った。

 それをエリナちゃんに渡す。

 

 「ぴんくのおねえちゃん、ありがとう!」


 幼い女の子特有の眩しい笑顔が私を照らす。


 「でも、それって食べれるの?」


 アメリアさんが素朴な質問を私にしてきた。


 「……さぁ? でも、ユウスケさんなら知っていると思う……」

 「そうなの?」

 「うん! ユウスケさんはね、一か月も森でサバイバルしたことあるんだよ!」

 「私の知らない話ですかっ!?」

 「そうなの? それはいいとして……」

 「いや、よくないよ!」

 「今度、ユウスケさんのお話してあげるから、私の話を聞いてぇっ!?」


 アメリアさん、ユウスケさんの話になるとたまに暴走するよね……。


 「それでね……、前、ユウスケさんに聞いたの。 ご飯もないのにどうやって生きてきたのって」

 「それで! それで!」


 アメリアさんが何か目に輝きを宿しながら聞いてくる。


 「そしたら、『最初は木の実を食ってたなー。 えっ、毒がないのかって? 毒があるかは調べたよ。 どうやって?っか。 昔、サバイバル漫画、じゃ、じゃなくて……本に載っていたのを思い出して、実際に実験して食べれそうだったら食べた』って」 

 「それでどういう方法なんですかっ!?」

 「たしか……カショクセイテストって言ってたような……」

 「カショクセイテスト?」


 可食性テスト。

 食べれるか食べれないか分からない植物を調べるサバイバル技法。

 

 「それって、どうやるの?」

 「えーっとね……。 たしか……」


 と、私はあの時の会話を思い出しながらアメリアに話す。


 「エリナちゃん、その木の実食べられるか調べるから貸して?」

 「とらない?」

 「うん。 とらない、とらない」

 「わかったー! おねえちゃんのことしんじるー!」


 それを聞いたアメリアはルナと一緒にエリナちゃんに渡した木の実を使って実験する。

 勿論、試すのは私。

 貴族であるアメリアさんに傷でも残ったら、どうなるのか分からない。

 もし、この場にユウスケさんがいたら「責任取ってください!」って言いそう……。


 まずは、木の実を真っ二つに割って匂いを確かめる。

 匂いは、ほのかな甘さを漂わせた。

 この匂いだけで美味しそうだと思ってしまうが、油断禁物だ。


 「うん、 匂いは大丈夫みたいだね」


 次は、手首の内側に木の実の一部を置く。

 十五分経っても、かゆみなどの反応が何もなければ大丈夫だ。

 今度は、唇を表面に当ててみるが、三分経ったけど何も反応ない。

 その次は、舌を出して上に置いたが十五分経っても大丈夫だった。

 そして、さらに十五分間よく噛む。


 本当にこれであってるのかなぁ~?

 たしか、この技は数時間かかるって言っていたようなぁー……。


 「しゅこし(すこし)…あまいふぇど(あまいけど)、ひょっとしゃんみがある(ちょっと、さんみがある)……」


 そして飲み込む。

 今度は木の実の四分の一を食べてみる。

 それで何もなければ、実験成功らしい。


 「その木の実は、安全に食べられるよ!」


……。


 とりあえず実験に成功したが、エリナちゃんはアメリアさんに抱き着いて眠っていた。


 「凄く時間かかっちゃったね……。 あはは……」


 どうやら、実験中に飽きちゃったらしく、途中でアメリアさんと遊んでいて、疲れて眠ったらしい。

 




 ◇





 その一方、リルは茂みに隠れてた。

 三人の微笑ましい様子を見ながらいつ出るかタイミングを伺っていた。


 「出れる空気じゃない……」

今回は、とあるサバイバル漫画を参考にし、ネットで調べました。

この技法は時間がかかるやり方です。

というか、話進んでいませんよね……。

すみません。

次、戦闘予定です(`・ω・´)




誤字・脱字あったらすみません。


感想、アドバイス、質問を待ってます。

悪口はやめてね。作者は豆腐メンタルなので泣いちゃうから‥‥(´;ω;`)

ブクマ登録お願いします!


※評価もしてください。お願いします。m(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

============================================================================================

■小説家になろう・宣伝交流サイト■サンクス・スクエア■

↓とあるVRMMOの廃課金ネカマプレイヤーが突如異世界転移して、異世界で自分のキャラを愛でる無双物語

ネカマおじさん、異世界TSする。 ~異世界で無双したい!~

↓作者のtwitterアカウント

抹茶プリン@kurogane_31

============================================================================================

― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ