水属性魔法が使えなくても氷を造ることができるんだよ!
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「もう逃がさない……!」
これ以上、手こずるわけにはいかない。
戦っている最中に水風船を投げるはやめだ、完全に行動不能になったとこでやらないと……。
だったら手っ取り早い、あのスキルを使うしかない……。
「最初からこうすればよかったんだ……。 ――《獣化》!」
10分間の間だけ、本来の力が取り戻せることができる。
スキル詠唱が終わると、筋肉、髪の毛が急増し、髪の毛が逆立ち、爪や牙が刃のように伸びる。
そして獣という本来の本能に支配され、顔が若気けながら喉から唸り声を出し、周りに響く。
「狩りの時間だ……っ!」
獣化によって、AGIが5000以上による走りは一瞬でカズキとの距離を縮まる。
「なっ!? 速い!」
「大人しく眠りなさい! 拳闘術……《凍結拳》!」
魔力によって作り出した冷気が拳を包む。
これは水属性魔法の攻撃ではないのでセーフだ。
「《フィジカルシールド》!」
カズキは自分の目の前に物理攻撃に強い障壁を展開する。
その障壁にSTRが6500以上から繰り出す攻撃じゃ、受けきれない。
カズキはリルの予想外の威力により、本当に障壁を貼ったのか疑いたくなるほどのダメージを受けてしまう。
「まさか……、たった一発で……っ!、ぐはっ……!」
そして、足に体重を乗せて踏ん張るものの吹き飛ばされ、地面にぶつかりそのままバウンドしていく。
十分に受け身を取れていなかったのか、数秒は手足に痛みが生じ真面に動けれない状態だ。
さすがはご主人様と同等の強さを持った者、このぐらいで骨折などしていない様子だ。
「終わりです」
カズキが怯んでいる状態から、水風船を投げる。
エプロンは水風船によって濡れ、エプロンの効果によって安全地帯に強制転移させられた。
戦闘が終わるとリルの姿が徐々に元に戻っていた。
あとはもう十時間立たないと獣化ができない。
「ふぅ……、さすがに辛かった」
周りには誰もいないが、小さい溜息ととも呟いてしまう。
そして、力が抜けたのかそのまま地面に座り込んだ。
◇
カズキが俺達のとこに強制転移されてきた。
傷が激しいことからどんな戦いをしていたのだろうかと、つい想像してしまう。
「早く手当しなとな、《ヒール》」
ヒールを掛けると、カズキの体に黄色い優しい光に包まれて徐々に傷が癒えていく。
いや、元の姿に巻き戻していく。
「これで良しと、あとは目が覚めるまで待つか」
「お兄さ~ん、さっきのリルの戦闘の録画し終わったから見る?」
「おぉ! まじで?見る見る! これは永久保存ようにテープも欲しい所だな……」
まるで、我が娘の運動会を撮影する父親のような様子だ。
「折角、懐いているリルちゃんがこの様子を見たらドン引きしそうだね……、はぁ……」
「ぐっ……!」
そして、ユウスケに精神ダメージをくらう。
そのまま地面に四つ這いにへたり込む。
「まあまあ、元気出して。 ほら、録画したもの見よ」
「ポップコーンは?」
「勿論、ここに♪」
神様が虚空からポップコーンを取り出す。
それから、先ほど二人で座ってた切株に移り、リルの戦闘動画を見た。
誤字・脱字あったらすみません。
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悪口はやめてね。作者は豆腐メンタルなので泣いちゃうから‥‥(´;ω;`)
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