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ガイア峡谷

 俺はカーマイン。

 王国の四帝の一人である『炎帝』をもつ者であり、Sランク冒険者だ。

 以前に起きた、黒い魔物と闘って完敗したときから、また一から修行し直し、あのパラサイトクイーンの襲撃の時には少しは修行の成果があった気がする。

 簡単な自己紹介はここまでにしといて。


 現在は、高難易度のクエスト――『 峡谷竜キャニオンドラゴン討伐 推奨ランク:A 』の真っ最中で、王国の西南にある深い峡谷の底にいる。

 峡谷竜は四足歩行の亀型の竜族だ。岩石のようにゴツゴツとした竜肌はとても硬く、物理攻撃と魔法攻撃が通りにくい、強い耐久を持った防御特化の魔物だ。

 そして、1mもある尻尾の先端は、ハンマーの様な棍棒状の突起がある。

 その尻尾の一振りで軽々も岩石を粉砕する。

 そう、見た目はアンキロサウルスみたいな魔物だ。


 そんなことより、標高1000mの峡谷を降りるのは、苦難だった。


 態々、アルの闇属性魔法のバインドを使って降りるとか、アルの発想が凄い。

 

 「峡谷で戦うとか、地形が不利だな」

 「いや、戦いやすいかもよリーダー」

 「どういうことなの、アーちゃん?」

 「両端は絶壁。ということは、的が絞られて逃げられにくい」

 「さっすが、アーちゃんっ! 頭いいね!」

 「だ、抱き着かないで、カナリア」

 

 カナリアとアルのじゃれつきが終わると、討伐対象である峡谷竜を捜索し始めていた。


 「峡谷竜は岩石に擬態しているから、気を付けて」

 「あいあいさー」

 「うん、わかったぁー」

 アルが忠告してくれたが、どうやって見分けるかが問題だ。

 だが、どの岩石が峡谷竜だったとしても、すぐに戦えるように戦闘準備をする。



 ◇



 そこから数十分、歩き続けたけど未だに、峡谷竜に出くわせてない。


 「ほんとにこの峡谷に出現したのか?」

 「そうはずだよ。クエストを正式に公表するということは、先に調査団が確認したはず」

 「そうなんだー」

 「おい、貴族」

 

 「なぁ、さすがに集中力が切れたから、いっその事真っ直ぐに焼き付かないか?」

 「それ!名案だね、カーくん!」

 「はぁ‥‥」


 アルは俺達を見て呆れ、溜息を漏らす。


 「ここで、リーダーの魔法を発動すれば、爆音の衝撃で岩壁が崩れるよ」

 「で、でも力を抑えれば‥‥」

 「リーダーって、火力調整苦手だよね? 一つの失敗で何もかも失うんだよ?」

 「ぐうの音も出ません‥‥」

 「分かればよろしい」

 「はい‥‥」

 「今日のアーちゃん、かっこいい‥‥」


 それから、歩いていると偶然にも峡谷竜が食事しているところを発見した。

 峡谷竜の食事は、岩石に含まれる鉱物だ。

 峡谷竜は大人しく食事をしていて温厚そうな魔物だが、かなり好戦的な魔物だ。

 

 「初めて見たが、まさかここまで巨体だったとはな‥‥」

 

 およそ30mの巨体を持つ個体だった。

 峡谷竜のサイズは、25~50mで最長である50mは過去、一国の小国を攻め滅ぼしたと記述された本を読んだことがあった、とアルが言ってた。

 因みに、俺は本なんて読まない。


 「なぁ、この巨大な竜に俺達の攻撃って通じるかな?」

 「リーダーの攻撃が通じなかったら、クエストの推奨ランクにAランクなんて付きませんよ」

 「そ、そうだな」

 

 そういい、峡谷竜に気づかれないように近寄ると俺達の前に地中から先端が尖った岩が出っ張ってきた。

 

 「おっと、危ない!」


 間一髪、俺達は避けれた。


 「これは、気づかれてたな」

 「しかも、これ地属性魔法の攻撃‥‥」

 「まじか‥‥これは戦いが長引きそうだな」


 そういい、再び気合を入れなおし戦闘態勢へと移った。

戦闘は次回に書きます。

というか、メンタルがもたなかった(´・ω・`)


誤字・脱字あったらすみません。

感想、アドバイス、質問を待ってます。

悪口はやめてね。作者は豆腐メンタルなので泣いちゃうから‥‥(´;ω;`)



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↓とあるVRMMOの廃課金ネカマプレイヤーが突如異世界転移して、異世界で自分のキャラを愛でる無双物語

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