VS ヴァンパイア 後半
100、000PVありがとうございます!
ここまで読んで下さった読者様を愛してます!!!!
アメリアさんの体力と魔力が消耗している状態でどうやって、ヴァンパイアを倒そうかな。
相手は魔法詠唱をなしに、魅了を使ってくる。そして、強力な闇属性魔法使い。
闇属性魔法は、補助や攻撃魔法、防御魔法まで使えるバランスのいい魔法でとっても厄介。
「ねぇ、これ……勝てるかな?」
「ルナさん……諦めちゃダメだよ……。この戦いは勝たないといけないんだよ!」
「そうだね……。ユウスケさんに私たちが強いってことを証明しなとね!」
「何だ?もう話合いは終わったのか? では、行くぞ! 《重力圧力》」
私たちの周りが急に重くなっていく。
最初はまだ立っていられたがどんどんと重くなっていき、今では地面にひれ伏すほどになっている。
「くっ……!」
「うぅ……!」
重力に押しつぶされ、体が動かない。
だが、魔力は使える様だ。
魔法でどうやって脱出するかな……。
私が使えるのは火属性魔法、水属性魔法と風属性魔法しかない。
ほかの属性魔法に適性があれば……!
それでどうやって、この重力から切り抜けようか。
火属性魔法と水属性魔法は論外。
なら、風属性魔法しかないじゃない!
「急に大人しくなったじゃないか! 我の餌になる気になったか?」
「そんな……わけ……ないっ!!」
「まだそんな戯言を言える体力があるのか」
くっ……!
さらに重くなった……。
アメリアさんが苦しそう……。
さっきまで一人で戦ってたもんね。
ここはアメリアさんの負担を少なく、私一人で切り抜けなければ……!
強い風を起こしてこの重力圧力を抜け出せるかな?
それと、この圧力は防御魔法でダメージを抑えられないかな?
試してみないと……!
あっ、でもでも、重力圧力って物理ダメージなのかな?それとも、魔法ダメージなのかな?
でも、イメージ的には物理ダメージだから……。
「……《フィジカルシールド》」
私はこの圧力の中、身体の周りに半透明の障壁を展開する。
すると、感覚ではっきりと分かるぐらい痛みが薄れていくのを感じた。
「アメリアさん、マジックシールドとフィジカルシールドを両方展開してください。私に考えがあります……! ……うまくいくか分からなけど……」
「……うん、分かったよ。ルナさんを信じてみます……! ……《マジックシールド》、《フィジカルシールド》」
「……私も――《マジックシールド》」
アメリアさんは少ない魔力の中、一気に二種類の障壁を展開させて、私もそれに続けて障壁を展開していく。
私のこの圧力からの脱出の考えとは、今の風属性魔法では、精々 《ブラスト》ぐらいしか強力な風を生み出すしかない。
でも、ブラストじゃ勢いが足りなくて失敗率が高いと思う。
だから、それ以上の風となるとあれしかない!
「……お願いっ! 上手くいって! 《火炎爆発》。 ……いっけぇー!」
「ん?」
そう、私は火属性魔法の強力な魔法である『火炎爆発』の爆風でいけるのではと考えたのだ。
私とアメリアさんの間の隙間に火種を生成し、一気に爆発させる。
「ふんっ! 自ら自爆をするとは、バカなヤツめ」
ヴァンパイアはまだ私の狙いに気づいていない様子だった。
私たちは、『火炎爆発』の爆風でギリギリで重力圧力から脱出できたが、マジックシールドを展開させてもダメージが入り、痛みで少しふらつく。
だが、爆煙でヴァンパイアの視界を潰しているおかげで私たちは、懐からポーション類を取り出し飲み干す。
これでまだ戦える!
そして、一気に畳み込む!
「アメリアさん。私がこの爆煙の中、風属性魔法で奇襲するからヴァンパイアが私に意識してる内に、不意を突いて強力な魔法を撃ってください!」
「う、うん。 やってみるね! 《リフラクション》」
アメリアさんが魔法を詠唱すると、だんだん姿が見えなくなった。
「認識阻害の魔法って便利そう……。 じゃなくて、今から攻撃するね! ――《ブラスト》! いっけぇー!」
私は杖から暴風を生み出し、ヴァンパイアに目掛けて一直線に風を起こす。
爆煙が舞っている中、いきなり暴風が油断しているヴァンパイアに襲う。
「な、何なんだこの風はっ!?」
「まだまだぁー! 《ウインド》そしてー、《強風の拳》!」
ヴァンパイアは腕で顔面をガードして、視界を縮めている間に私は初級風属性魔法で足に『ウインド』の風を纏わせ、勢いよく飛び出す。
そして、持っている杖に『強風の拳』の風を纏わせて、腕でガードをしているヴァンパイアに空いている脇腹に打つ。
「ぐはぁっ!?」
上手く急所に強打させたので、相当なダメージが入る。
「ぐっ……! 調子に……、乗るな……!! 《暗黒弾》!」
ヴァンパイアは痛手を負いつつも、黒い球を十発ほど生成し一気に放出する。
二、三発は外れたが、数発はすれて残りは直撃する。
「きゃあ!」
マジックシールドがまだ継続していたおかげで、ダメージは軽減してくれたがそれでも多くのダメージがはいってしまった。
まだまだ引き付けないと……、最高のタイミングで大ダメージを与えたい!
そう、ヴァンパイアが調子に乗って隙ができる魔法を詠唱するまでは!
「《炎槍》!」
「ぐはぁっ!」
私は六本の炎の槍を生成し、放つ。
ヴァンパイアは深手を負っているせいか、うまく対処できずにくらってしまう。
「……くそっ! ……くそっ! この我が小娘ごときに圧されるとは……! もう出し惜しみしている場合じゃねぇ! 《魔力砲》」
《魔力砲》。
魔力術の攻撃魔法。
自身の純粋の魔力を練り、一気に放出する諸刃の剣の技だ。
その威力は、放出した魔力に比例する。
ヴァンパイアの周りに、濃密な魔力が集まる。
ヴァンパイアから離れている私でも、その魔力で威圧される。
「くっ……!」
「もう終わりだ、小娘! 我を楽しめたお礼に楽に逝かしてやるよ!」
「今です、アメリアさん!」
「待ってましたぁーーーーっ! 《光線が降り注ぐ雨》!」
『魔力砲』により、練っている魔力に集中し防御が薄れているこのタイミングでアメリアさんの最大火力を撃つ。
空に黒い雨雲が出現し、光り輝く光線がヴァンパイアに降り注ぐ。
それは、声を発せないほどの痛みだ。
ヴァンパイアは回避しきれずに光線を浴び、身体中に風穴が空く。
「今のうちに止めを刺そう!」
「えっ?」
「ヴァンパイアはアンデッドだよ? 時間が経つと復活するから止めを刺すの!」
そういい、アメリアさんは崩れた屋敷の中から木片を取り出し、倒れているヴァンパイアの心臓に木片を刺す。
それにより、ヴァンパイアは灰のように崩れ風によって飛ばされた。
「……これで終わった?」
「うん、これで依頼完了だね……」
「疲れたね!」
「うん、疲れたね!」
やっと敵を倒したという達成感が込み上げて、二人とも笑顔になっていた。
「これで私たちが強いってこと証明になったかな?」
「うん! だから、その証明をするために冒険者ギルドに行って、討伐完了の報告をしよっか」
「はい!」
誤字・脱字あったらすみません。
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悪口はやめてね。作者は豆腐メンタルなので泣いちゃうから‥‥(´;ω;`)
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