クエストを受ける!
ユウスケさん達がクエストを達成するために王都から出発していった後、私はアメリアさんに相談して今日は何をするのか冒険者ギルドに向かいながら相談した。
「今日は何しましょうか‥‥?」
「そうですね‥‥。ユウスケ様がいない今、私たち‥‥二人で行なえるクエストがいいんですけど‥‥。
私たちがどの程度の実力なのか分からない以上、高ランクのクエストは望めませんね」
「ですね」
余談ですけど。
私たちの冒険者ランクは、この前の活躍や黒い魔物の討伐に貢献してBランクまで上がった。
でも、そのBランクとは飽くまでチームでの評価。
個々のランクではないため、自分たちの強さがどの程度のランクが適正なのか分からない。
というか、王都を救ったのにBランクってどういうことなの!納得できない!
そう思うと、また思い出してしまう。
冒険者ランクの上昇するときに抗議した時のことを。
でも、しょうがない‥‥。
冒険者ランクの最大の飛び級はBランクまでらしい。
Aランク以上に上げるには、ランクアップクエストを達成しないといけないらしい。
閑話休題。
アメリアさんと話しているうちに、冒険者ギルドについた。
中に入ってみると、残っている冒険者が指で数えられるほどしかいない。
「ルナさん、見てください!」
アメリアさんがクエスト板を見て、周りに響くほどの声を発する。
私は早歩きでアメリアさんに近寄り、クエスト板を見る。
『謎のゴーレムが出現! ゴーレムを討伐 推奨ランク:B 』
『スライムの突然変異!? 紫色のスライムを討伐 推奨ランク:B 』
『A級犯罪者が逃亡中 犯罪者を捕縛 推奨ランク:B 』
『廃墟の屋敷に吸血鬼が住み着いた ヴァンパイアを討伐 推奨ランク:B』
『鉱山に出現!? グレンデルを討伐 推奨ランク:A 』
すると、ほとんど推奨Bランク以上のクエストが板に張られていた。
「どれも難しそうですわね‥‥」
「でも、スライム討伐ってありますよ! スライムなら私たちで倒せますよ!」
「ならいいんだけどね‥‥」
「うん?」
「これ普通のスライムじゃないんですよ? しかも、推奨ランクがB。 私たちで勝てるかどうか怪しいです‥‥」
私がイメージした草原に出てくるスライムじゃないみたい‥‥。
だとしたら、何のクエストがいいの?
そう悩んでいると、受付嬢さんが私たちに近づいてきた。
「クエストに悩んでいるのでしたら、これなんかどうですか?」
と、受付嬢さんがクエスト板に指す。
そこには、ヴァンパイア討伐のクエストがあった。
「魔法威力の高いルナさんとアメリアさん達ならいけると思いますよ?」
受付嬢さんの100点満点の営業スマイルを放つ。
効果は抜群だ!
あそこまでの笑顔で進められると断りづらいです。
私たちは、受付嬢のお姉さんを信用してヴァンパイア討伐のクエストを受けてみた。
もしや‥‥これって、ユウスケさんに使えるのでは!?
私って少し頭がいいかもしれません。
私たちはクエストを受けた後、市場に向かいポーション類を買ってきた。
「これで準備完了だね!」
「ですね」
「じゃあ、ヴァンパイア討伐しに行こう!」
「はい」
私たちは廃墟の屋敷がある村へと向かった。
誤字・脱字あったらすみません。
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悪口はやめてね。作者は豆腐メンタルなので泣いちゃうから‥‥(´;ω;`)
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