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転生者 VS 転生者

すみません! 遅くなりました!


七月は忙しいので、投稿する頻度がかなり減るかもしれません。

 「――《バインド》」


 ロスを今にも誘拐しそうな犯罪者の表情をした青年に、バインドを放つ。

 地面から紫色の魔力でできた紐が現れ、草結びのように青年の足に絡みつこうとしたが、彼は容易く避けられてしまった。


 「おっと、あぶないあぶない」

 「ロスから離れろ、変態。そこの幼女は俺が守る」


 「お兄さん‥‥。かっこよくキメ台詞とキメポーズをきめているけど、ただの変態が言うセリフだよ‥‥」


 俺から離れたとこで神様はジト目で呆れながら言う。


 「あぁ? 何だてめぇは? 俺の邪魔をする気か?」

 「ああ、そうだ」

 「お前はいいよなー。すでに二人の幼い女の子が傍にいてよー。羨ましいぜ」

 「いや‥‥、一人、幼くないやつが――、ごめんなさい! まだ幼い子供ですっ!」


 俺が神様のことを言おうとしたら、鋭い目つきで睨まれて、すぐに訂正する。


 「チッ! リア充か‥‥、ペッ! 爆発しろ」


 彼は俺たちがイチャイチャしてると見えたのか少しイラつき、地面に唾を吐き捨て悪態をつく。


 「気にくわねぇー。 ‥‥お前だけ‥‥幼女とイチャコラするんじゃねぇ!!!! 俺にもさせろやぁーーーーっ!!!!」

 

 彼は 《威嚇》と同様に身体から魔力を放出し、地面が地震のように荒ぶる。


 「凄まじい魔力はだわ、これ」


 俺は腕を顔面の前にして、魔力に耐える。

 この魔力量は、もしかしたら俺以上かもしれない。

 すると、リルがペタンと耳が座って、それを手で抑えへたり込む。


 あのリルが怯えている!?

 獣人だからなのか魔力に敏感なのかもしれない。


 「おいっ! 俺のリルが怯えているだろ! 魔力を抑えろ!」

 「えっ? あ、ごめん‥‥」


 そう言い、彼が放っていた大量の魔力を抑える。

 もし闘うのだとしたら、ここが荒地に変わるかもしれない。そうしたら、ここの村人達が危ない。


 「闘うなら、別の場所に行こうぜ」

 「そうだな‥‥。ここには幼女や少女達が多くいる‥‥」

 「お前は何を言ってるんだ…。 まぁ、ここでこんなロリコンを野放しにしたら国が危ないからな」

 「そっくりそのまま返すよ」

 「なんだとっ!? お、俺はロリコンじゃないぞ!」

 「そんなに認めたくないのね‥‥」

 「勿論、俺はロリコンだがな!」

 「「それは知ってる。 というか、それで誇るな!」」


 そういうことで、俺とロリコンは誰にも戦闘が邪魔にならない平野に移動した。

 リルが一緒に来ると、もしもあいつ変なことされると思うと怖いので気絶して倒れたオルトは、今ロスとリルに看病させている。

 ここまで送ってくれた神様は観戦するようだ。


 すでに、神様は《格納》を使い、虚空から折り畳みの椅子とポップコーンを取り出して、離れたとこで椅子に座っている。


 「なぁ‥‥。本当に闘うのか?」


 さっきまでは戦う気満々だったが正直、俺はあまり闘いたくない。

 さっきから一緒にいて分かったことだが、こいつはかなりの強敵だと、身体が警告をしているように身体がピリピリ感じる。


 「ああ。 俺は君が羨ましくて嫉妬の炎が鎮火しない‥‥。これを収まるには、君をボコるしかないようだ」

 「なんでだよ! サンドバッグでも殴ってろ!」

 「それじゃあ、気が済まない。 俺にできないことを平然と遣って退ける君が許さないんだ。 俺も小さな女の子と話してぇよ‥‥。

 俺もさ、最初は奴隷の幼女がほしかったさ。だがな、次々と狙っているかのように売れきれになっていくんだ! まるで、神様に見放されているかのように!」


 そう聞くと俺は、神様の方に向くが、神様は「何もしていない」と言わんばかりに首を左右に振って否定する。


 だとしたら、凄くタイミングが悪かったんだな。


 「それはお気の毒に‥‥」

 「俺が欲しいものを持っているお前が憐れむな!」


 剣幕し、また身体から魔力が暴れるように溢れ出す。


 「だったら、君の獣人の子を貰っていく!」

 「ファッ!? なんでそんな話になるんだ!」

 「無理やり所有権を奪ってやる‥‥。俺はこう見えて闇属性魔法が得意なんだ」

 「ま、まさか‥‥コントラストで上書きしようってことか!?」

 「その通りだ」

 「させるか! リルは俺の大事な子だ! 誰にも渡すものか!!」

 「なら‥‥命懸けで守ってみろ 《闇の視界(ブラックカーテン)》」


 あのロリコンが魔法を唱えた途端、俺の視界が暗黒へと変わる。

 それは、何も見えず、自分がどこにいるのかが分からなくなる。そう、感覚が麻痺しているのだ。


 「クソッ! 何も見えない!」

 「そのまま倒れていろ 《強風の拳(ゲイルフィスト)


 彼の拳が竜巻のように風が纏う。

 そしてそのまま、俺の方に殴りかかってくる。


 「見えないからって、攻撃ができないわけじゃないぞ」

 「‥‥なにっ?」

 「《レンジブラスト》」


 俺の中心に暴風が巻き起こる。


 「くっ! お前も風属性魔法を使えるのかっ!?」


 彼は腕をクロスして、ガードをするように耐える。

 彼がレンジブラストの範囲内にいたおかげで、暴風によって吹き飛ばされ、勢いよく地面に転がされる。


 「ごほっ!ごほっ! たった一つの魔法でこの威力か‥‥‥ 想像以上の強さだな‥‥っ! これが幼女を思う力‥‥、そう愛の力か!?」

 「ちげーよっ!? 俺はただロリコンからリルを守ってるだけだ! いや、待てよ? 俺はリルを凄く大事に思っている‥‥、ということはお前の言う通り幼女を思う力だな。うん」


 彼は腕で血が垂れている口を拭き、にんまりと笑みを浮かべる。

 

 「なに、同類を見つけた、みたいな顔をしてるんだよ! お前ほど変態じゃないわ!」

 「照れるなよ、同類。 《絡捕縛(インタグルバインド)

 「っ!?」


 ツッコミをいれてると、あのロリコンはどさくさに紛れて捕縛魔法を放つ。

 俺は、避けきれず魔法でできた紐によって捕縛された。

 捕まった足が紐に巻き付いて、通常のバインドよりも強力だ。


 「クソッ!解けねぇ!」

 「早く解かないと、致命傷負うぞ? ――《黒雲雷嵐(アマナスディザスター)》」


 俺が解こうとしていると、厨二ぽい魔法が放たれた。

 彼の強大な魔力から放たれる禍々しく黒く染まっていた巨大な竜巻は俺に目掛けて向かっていた。

 その竜巻の周りには無数の雷が放っており、竜巻の付近にあった岩石が木は強大な風よって吸い込まれ粉々に砕かれていき、竜巻を纏うような雷が木に当たれば、瞬時に焼け黒く染まる。

 

 何が致命傷負うだ! これ当たったら死ぬじゃん!?

 


 「速い!? このままじゃ竜巻と衝突する!、どうすれば‥‥‥‥」


 俺は必死になって打開策を考える。


 「獣人の子を俺に渡してくれるというのなら、同士の良しなに解除してやってもいいぜ」


 まだいい案が思い浮かばない。

 だが、さすがにここまで危機を迫ってくるとあれを使わずに負えない。

 あまり、俺の切り札(チート)を見せたくなかったが、躊躇する場合じゃない。


 「誰がリルを渡すものか! こうなったら‥‥。 ――《減速(ディセラレイト)》、《ヒール》!!」


 俺は、竜巻を対象に「ディセラレイション」を使い速度を落とし、その間に「絡捕縛」の紐に「ヒール」を使い、絡み付く前に時間を巻き戻す。


 「《アクセル》!」


 そして、「アクセル」で姿が消えるように加速しバインドと竜巻を回避しつつ、ロリコンの背へと回り込んだ。

 

 「消え「《強風の拳(ゲイルフィスト)》」――ぐはぁっ!?」

 

 俺はそのまま風を纏った拳で、がら空きだった背に思いっきり殴り飛ばす。

 直撃したはずだったが、彼は魔力術であるフィジカルシールドを発動していないはずなのに中傷で済んだ。


 「はぁ‥‥はぁ‥‥危ない、危ない。 もし君より魔力量が少なかったら脊髄がもっていかれていたわ」


 彼が無事だったのは、身体から溢れる魔力によって最低限威力を抑えたからだ。

 それでも、くらったダメージが大きく地面に膝をつき、口から血が垂れ額から汗がだらだらと流れる。


 「随分と余裕そうだなッ! 《水圧圧縮弾(アクア・カノン)》!」


 これなら、当たったものなら防御不可能スキルだ。

 何て言ったって、魔法攻撃と物理攻撃を兼ね備えたスキルだからだ。


 「ほかの属性魔法を使えるのか‥‥。しかも、また厄介な魔法を。‥‥これって燃費が悪、でもいんだけどなー、でもしょうがない。 ――《完璧な魔力盾(パーフェクトシールド)》」


 彼は呟くように魔法を詠唱する。

 すると、円を描くように周りに半透明の盾を展開する。

 その盾によって水圧圧縮弾が弾かれる。


 「何っ!? 効かないだと‥‥っ!?」


 《完璧な魔力盾(パーフェクトシールド)》。

 《魔力術》の一種で消費魔力が高い代わりに、あらゆる接触攻撃を防ぐことができる。

 それにより、物理攻撃だろうが魔法攻撃も防ぐことができる。


 「そこだ! 《苦痛の霧(ペインミスト)》」


 俺は技が防がれたことにより少しの隙ができ、そこを突かれた。

 赤黒い霧が俺を包む。

 それにより、苦痛が生じ吐血する。


 霧のせいで視界が狭まり、さらに隙をつくってしまう。

 彼はこのチャンスを逃さなかった。


 「――う゛ぅっ!?」


 彼の魔力が込められた回し蹴りが横腹に当たり、そのまま地面に衝突し蹴りの衝撃によって何回か回転する。


 「《強風の拳(ゲイルフィスト)》」

 「ぐはぁっ!!!!!!!!」


 そして、倒れ伏した状態の俺を彼は、風が纏った拳で腹に追撃する。

 それによって、さらに吐血をする。


 (チッ、もう魔力残量がないか‥‥。撃てるとしたら、精々一、二発ってとこか)


 「残念だったな。だが、これで終わりだ。――《深潭落ち(ディープフォール)


 彼は人差し指を下に指した瞬間、俺の真上から漆黒で悍ましい槍の形に似たものが落ちてくる。

 その魔法が落ちた衝撃によって衝撃波が生じ、風が吹き上げたかように砂煙が舞い、彼のところまで衝撃波が届いた。

 オーバーキルもいいとこだ。


 「やったか!?」

 「はぁ‥‥はぁ‥‥、それフラグだぞ」


 砂煙に剣を持っている様な人影が浮かぶ。


 俺は、ロリコンの元へ歩き、砂煙から正体を現すように出た。


 「あれだけの攻撃をくらって、何故立っていられるっ!?」


 彼は俺が無事だったことに愕然する。


 「あれは無事で済むような魔法ではないぞ!?」

 「ふぅー‥‥。その答えは、この剣だ! ――《剣技・一突》」


 俺は瞬間移動したかのように正面から背後に移動する。

 その瞬間、俺が高速で切り裂いた彼の脇から血飛沫が飛ぶ。


 彼は何が起きたのか理解できずに倒れ伏す。

 

 「はぁ、はぁ。危なかったー。 あと少しタイミングが遅れたらやばかったな」

 「お疲れ様」


 闘いが終わったことにより、神様は俺の近くまで寄ってきた。

 そして疲れたのか、俺はそのまま地面に転がる。


 「これでリルちゃんを守れたね♪」

 「そうだな。 リルを守れて良かった、良かった。 というかー、神様ー」

 「なにお兄さん?」

 「俺を回復させてー」

 「自分で治せるでしょ?」

 「もう魔力が枯渇寸前なんだよ」

 「しょうがないなー♪ 《超回復(ハイキュアー)》」


 黄緑色に光る魔力が俺を包み込む。

 すると、逆再生するかのように、だんだん傷が塞がり痛みが引いていく。


 「ありがとう、神様。それとついでに、あの変態にもやってあげてくれ」

 「別にいいけど。いいの? 敵だよ?」

 「まぁ、変態だがそこまで悪者じゃない気がするからな」

 「お兄さんがそう言うならいいよ。けど、後悔はしないでよね?」

 「あぁ」


 俺は地面に寝ながら青空を見上げた。


 「強かったな‥‥、まだ王国にはこんな強いやつがいるのかな」


 リルを守るためとはいえ仕方なく闘ったが、どこか心の中で戦闘を楽しんでいる俺がいる気がした。

私なりにいい戦闘を書けた気がしたのですが、どうでしたか?


誤字・脱字あったらすみません。

感想、アドバイス、質問を待ってます。

悪口はやめてね。作者は豆腐メンタルなので泣いちゃうから‥‥(´;ω;`)


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※評価もしてください。お願いします。m(_ _)m

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↓とあるVRMMOの廃課金ネカマプレイヤーが突如異世界転移して、異世界で自分のキャラを愛でる無双物語

ネカマおじさん、異世界TSする。 ~異世界で無双したい!~

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