まったりと休憩?
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感想蘭で募集してます。
オルトを落ち着かせてからリルとロスの元へ向かい始めた。
リル達と合流すると、オルトとロスが暮らしている家にロスが案内した。
家に着くとロスが玄関を開ける。
中へ入ると一部屋の居間と台所しかない1DKの民家だった。
「‥‥‥リビングで楽にしてください。お飲み物をお出しますね」
そういうとロスは台所へ向かった。
ロスに言われた通りに居間で寛ぐことにする。
居間にはちゃぶ台と藁敷きしかなかった。
オルトが藁敷きに胡坐で座ると、それに倣って俺達も座る。
数分後。
ロスがお盆を持って現れる。
それぞれに水が入った木製のコップを配る。
配り終わると、オルトの隣に行き藁敷きに座る。
「揃ったところで、単刀直入に言うぞ。 なぜオルト達が冒険者ギルドで指名手配されているんだ?お前たちが、罪を犯そうとするには見えないが‥‥」
「我達は、何もしていないぞ」
オルトは真剣な眼差しで俺達を見つめる。
「お兄さん。この子達の言ってることは嘘じゃないよ」
と、俺の耳元まで顔を近づけさせ小声で言った。
さすがは神様だ。
その時、リルの耳がピコピコと動かして俺の様子を伺ったのは見逃さなかった。
「そっかー。俺は信じるよ」
その返事を聞いた時、神様はジト目で俺を見つめてきた。
そして、オルトは「当然です」と言いたげな様子だった。
「んじゃ、何故指名手配みたいにクエストに載ってたのか、心当たりとかは――「ない!」 ですよねー」
「‥‥そういえばこの前から、この村の領主様が訪れた時からちょくちょく武装した人が村に来るようになったんですけど、それって関係ありますか?」
ロスが弱々しいおどおどとした瞳で見てくる。
「それしかないっしょ」
「だよねー♪」
リルも目を閉じ頷く。
分かっていないのが、オルトとロスだけらしい。
なぜ気づかない‥‥。
「領主に何してそんな恨みを買ったの?」
「うーん‥‥。ねぇ、ロスは覚えている?」
ロスが姉の問いかけで考え込むように頭を抱える。
「‥‥う~ん。 あっ!」
「思い出したのっ!?」
「‥‥うん。‥‥‥以前、この村に領主様が来たでしょ?その時、領主様に納める税を上げたのを村人達が反発したとき、貴族が痺れを切らして不敬罪と反逆罪を処したでしょ。それで、その場で村人達を殺そうとした時、私たちが貴族から助けたからじゃないの? ほら、あの時貴族の傭兵を全員倒しちゃったし‥‥」
そういうことか‥‥。
貴族が帰った後、冒険者ギルドに罪人の討伐を依頼したのか。
なんてありきたりな。
「エシュテル、リル、このクエストは破棄しよう。帰るか‥‥」
「そっちは罪人だよ?討伐しなくていいの?」
「私はご主人様についていきます」
「リルありがとう。 エシュテル、この子たちは悪い子ではない。無駄にやりたくない」
「そっか。お兄さんがそう決めたんなら、私はもう言わないよ――シッ!」
当然、神様が口元に人差し指を立て「静かにして」とジェスチャーをする。それと同時にリルも耳がピクピクと動く。
「お兄さん‥‥この村に大きなお客さんが来たようだよ」
と神様が小悪魔のような笑みをする。
それが何を指したのか、すぐに分かった。
家の窓から覗くと、外には豪華に飾れた馬車があり、その周りには100人近くの武装した者たちがいた。
これを見ると、オルトロスが言っていた貴族だと確信した。
「また‥‥あいつら‥‥っ! いくよ、ロスちゃん!」
「‥‥うん、お姉ちゃん!」
二人は物凄い勢いで家から飛び出した。
「もしこれで暴力沙汰になったら、あの子達‥‥‥。死ぬかもね」
「それって‥‥‥‥」
「うん。あの武装した者の中にあの子たちよりも強いやつがいるよ。 どうするの?助ける?」
「助けるか」
「可愛い女の子だからなの?」
「‥‥‥‥」
「無言は肯定とみなすよ?」
「いや‥‥、折角さ、仲良くなったんだからね?」
「さっきまで殺されかけてたのに、よく言えるよね」
「‥‥‥‥」
「はぁー‥‥‥」
「そんじゃ、行きますか」
俺達も家から出て、オルトとロスが向かった先にいる貴族の元へ向かった。
誤字・脱字あったらすみません。
感想、アドバイス、質問を待ってます。
悪口はやめてね。作者は豆腐メンタルなので泣いちゃうから‥‥(´;ω;`)
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