表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
66/148

 VS オルトロス 後編

武器や防具の名前や能力を募集中!


・レア度 レア度の基準は、設定に書いてありますので参考にしてください。

・名前

・能力

・設定


感想蘭で募集してます。


挿絵(By みてみん)



今回も白紙 師墨様に新キャラのオルトロスの登場シーンを描いていただきました!

ツイッター 白紙 師墨@49ihsB8p8LLsEBv


フォローして頂いて貰えれば幸いです!

 リルが闘っている最中、俺は敵に顔面を殴られまだ地面に倒れている。

 

 「ふんっ!軟弱な者め」


 オルトは胸に腕を組み、倒れている俺を見下す。


 「次の我の相手は、そこの君か?」


 オルトは神様に向かって問いかける。


 「私?」

 「ほかに誰がいる?」

 「へー、私とやりたいかー‥‥、死にたいなら‥‥いいよ、殺ってあげる」


 最後の方は禍々しいオーラと共に殺気を漏れ出す。

 オルトはその殺気に当てられ血の気が引き、一歩後ろに下がってしまう。


 「くっ‥‥」


 俺の意識が戻り、片膝を付きながらも立ち上がる。


 「まだ、頭がクラクラする‥‥」

 「もう起きたか貴様、あれだけのパンチを食らってもう立ち上がるとは称賛に与える」

 「何て上から目線な‥‥」

 「だが、我を悪者と侮辱した罪は断じて許さない!」

 「じゃあ、謝るから。もうやめようぜ? な?」

 「我が気が済むまで許さないっ!」

 「子供かっ!」

 「我は子供だもん!」


 オルトは頬を膨らませ、そっぽを向く。


 「では、仕切り直しにいくぞっ!! はぁーっ! ――《波動拳》っ!」


 《波動拳》。

 スキル 《拳闘術》から繰り出す技。

 空間を歪ませ、そこに気の波を溜められ放てることができる。


 オルトは右手を引き、気を溜める。

 その時、オルトを中心に不自然な風が巻き起こる。

 気を溜め終わると、俺に向かって拳を突き付ける。そこから放たれる気弾は凄まじく、気弾が通ったとこには、跡が残る。

 

 「《マジックシールド》!」


 俺は咄嗟に右手を前に出し、魔力でバリアを展開する。

 

 「無駄だ! これは魔法ではない!」


 気弾がバリアを貫通する。

 俺は避ける暇もなく、気弾に弾かれ吹き飛ばされる。

 土埃を払い体勢を整えると、目の前にオルトがおり拳がみぞおちを殴る。

 気が付いた時にはもう遅い。

 

 「――《フィジカルシールド》」


 全体にはバリアを貼れなかったが、一部なら間に合うと直感し、殴られるとこを予測して胸部に展開をする。


 「くっ‥‥!?」


 ビンゴ!

 予測したとこに拳が飛んでくる。

 だが、バリアのおかげでダメージを軽減されたが、痛いのは痛い。

 俺は痛みによって当てられたとこを手で押さえる。


 「‥‥隙だらけ。《地獄落とし》」


 さっきの攻撃が効いていないと理解したのか、次の攻撃へと繰り出す。

 俺の後ろへと回りながら飛び、俺の背に向かって右足で踵落としをする。

 通常の踵落としとは違い赤黒いオーラが踵に纏う。

 そのオーラにより、蹴り速度と威力が格段に上昇する。


 「ぐはぁ!? ‥‥ごほっ、ごほっ!」


 俺はその攻撃をくらってしまい、衝撃により地面にうつ伏せに転がる。

 痛みにより口から血を吐き、意識が朦朧する。


 下手な魔物よりも遥かに強い。

 単純な攻撃ならリルよりも強いだろう。


 俺が倒れていると、目の前にオルトが待っている。

 オルトは俺が立ち上がるまで待つという、意外にも優しいのかもしれない。もし殺す気なら止めさせるだろう。


 まぁオルトはさっきから殺気を出していないという。

 

 「《ヒール》」


 さすがに痛みが辛いので時間を巻き戻し身体を元の状態へと戻す。

 痛みが消えたので、軽く立ち上がれる。

 

 俺は立ち上がり、また攻撃をくらわないように 《身体強化》をする。

 攻防力を高め彼女の俊敏さについていくことができるようになった。


 「雰囲気が変わった? さっきよりも威圧感が増した‥‥」


 オルトは少し危機感を感じ、再び拳を強く握りしめる。


 「さて、その力でどこまで強くなったか試してあげる! 《地壊アースクラッシュ》」


 拳に魔力を込め、地面に殴りつける。それにより、衝撃波が発生し地面にはクレーターができる。その時点で強い威力だと分かる。


 「うわぁっ!」


 衝撃の影響により体勢が崩れる。


 「もう一度! 《地壊アースクラッシュ》っ!」


 オルトは隙が生まれた俺に向かって、魔力を込められた拳が襲い掛かる。

 体勢を崩したままじゃ避けられない。


 「なら、避けられる時間を作るまでだ! 《ディセラレイション》!」


 この魔法は、動きを遅らせたい相手に対象を取らないといけない。対象を取るには、相手の動きをついていけないとできない。


「何だ‥‥これは‥‥!? 身体が急に重くなった‥‥!? き、貴様!我に何をした!!」


 オルトのAGIを1/10までに落とすことで、距離を置けるようになった。

 攻速型を得意とする者にとってはかなり痛い魔法だ。


 自慢のスピードを落ちたおかげで、俺も反撃ができる。


 「さっきの仕返しだ! くらえ! 《バインド》っ!」


 俺の身体から練りだした魔力でひも状に変化していき、オルトの手足を縛る。

 バインドによって手足を拘束されたオルトは攻撃が中断され、そのまま地面へと転ぶ。


「うぎゃっ! この‥‥っ! 放せ!」


 地面に転びながらも、手足を縛っている紐(魔力)を解こうとして、もがきながらも抵抗する。

 もしこの光景を誰かに見られていたら、幼女を拘束プレイをしているような変態鬼畜に見えるだろう。


「一つ言うこと聞いてくれたら、そのバインドを解くよ」

「ほ、本当か!?」

「あぁ、本当さ」


 オルトは涙目になりながら俺を見つめてくる。それをニッコリと笑顔で返す。


「わ、わかった。貴様の言うこと何でもするから放して!」


 もう敵に捕まっている時点で死亡確定ということだろう。

 それでも、生きたいという気持ちがあるからこそ屈辱と分かったとしても生きようとしている。

 オルトは涙を流しながら命乞いをするように言う。


 まぁ、殺す気なんてさらさらないんだが。

 オルトの方も俺を殺す気ではなかったようだし。

 でも、痛かったものは痛いので仕返しくらいはいいだろう。

 それに、何故冒険者ギルドはこの子たちを村から追い出そうするのかも知りたいし。

 その疑問をオルトに聞いてみるか。


「ん?今何でもするって言ったよね?」

 「これを解いてくれるなら‥‥」


 詠唱中なら未だしも、どうやって発動された魔法を解除するんだ?


 「――《削除》」


 すると、バインドの効果によって縛っていた魔力が消失する。


 「これでいいかな? ふふっ♪」


 そこに現れたのは、さっきまで戦闘を観戦していた神様だった。

 

 「いやー、オルトちゃんだっけ? すっごく強いね! まさか、お兄さんが手足も出せないほどとは関心するよ♪」

 「えっ?あ、ありがとうございます‥‥?」


 オルトは神様の怖さ?強さを知ってしまったので、恐縮する。


 「さて、この闘いはこれで終わり。 ロスちゃんだっけ?あの子は今、リルちゃんが付き添って休んでいるから、そっち行って話そ?」


 そう言い俺とオルトの腕を引き、木陰で休んでいるリルとロスの元へ向かった。

PV70000突破! ありがとうございます!


誤字・脱字あったらすみません。

感想、アドバイス、質問を待ってます。

悪口はやめてね。作者は豆腐メンタルなので泣いちゃうから‥‥(´;ω;`)



ブクマ登録お願いします!

※評価もしてください。お願いします。m(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

============================================================================================

■小説家になろう・宣伝交流サイト■サンクス・スクエア■

↓とあるVRMMOの廃課金ネカマプレイヤーが突如異世界転移して、異世界で自分のキャラを愛でる無双物語

ネカマおじさん、異世界TSする。 ~異世界で無双したい!~

↓作者のtwitterアカウント

抹茶プリン@kurogane_31

============================================================================================

― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ