VS パラサイトクイーン
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新作の小説 『VRMMORPG ――幻想世界ファンタズマ――』
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是非、読んで見てくださいm(_ _)m
剣が黒剣になってから鋭さが増した。
一振りをすれば、風を切り岩が豆腐のように切れた。
リルの氷爪と黒剣がお互いに切りかかり接触する。
氷爪が切られ、氷が砕ける。
「くっ……!」
リルのメインウェポンである氷爪が敗れ、少し動揺する。
「ハハハ。素晴らしい、素晴らしいぞ!」
と、老人は剣を目の前に翳し、子供が新しい玩具を貰った時のように目を輝かせ、高笑いをする。
「《氷針》」
リルは、高笑いをしている老人の隙に、魔法を唱える。
空気中にある水分を集め、針状に凍らせて数本放つ。
「甘いぞ、獣人っ娘」
だが、急所を狙った針が悉く、剣によって防がれる。
老人はドヤ顔をしながらリルの方に振り向く。
しかし、振り向いた先にはリルがいない。
どこに消えたか、冷え汗をかきながら必死になって探す――が、見つからない。
「必死に探さなくても、後ろにいますよ」
リルは、老人の耳元で呟く。
その声を聞き、振り向く。
そこには、悪魔のように『ニタァ』と口を裂けたような笑顔が映る。
その笑顔を見た時、老人は初めて恐怖という感情が芽生えた。
「ぐはぁ……っ!? いつの…間にっ…」
その瞬間、『ぐちゅ』という音と共に腹部から胸部に渡って激痛が走る。老人が胸元を見ると、鋭い爪に貫かれていた。
自分の口から赤黒い液体が垂れ流れる。
爪が引き抜かれると、体からどぼどぼと血が流れ、そのまま地面に倒れる。
「やっと片づけました」
リルの見た目が《獣化》を発動する前に変わる。
「さてさて、ご主人様に言われた通りに指輪を回収しないと……」
老人の傍に歩み寄り、指に填められた指輪を外そうとする。
「んーっ!はーずーれーなーいーっ!」
だがしかし、力一杯引っ張っても外れなかった。
「仕方ありません。指を切り落としましょう……」
リルは鋭い爪を立て指を切り落とそうするが、そこでユウスケが向かった方向に轟音が鳴り響く。
「……!? 急がねば、ご主人様が……」
だが、使命が……っと、
「あわわ……」と慌てだし、急いで自分のご主人様の元へ向かった。
リルの姿が見えなくなったと《観察》で確認すると、弱弱しく声を上げ、指輪に込められた魔法を発動する。
それは、《再起動》という魔法だ。
《再起動》は、自分の体を一日前の体に戻すという効果がある。
それにより、老人の体にあった傷が全て元通りになった。
「さてさて、まさか獣人があそこまで強いとは……。まぁ、データ収集が上手くいって結果オーライってとこか」
老人は物陰に行き、姿を消した。
◇
一方そのころ俺は――。
なかなかピンチです、精神的に……。
それは、パラサイトクイーンを見つけたものの、周りには死体から発する血臭と死臭が混ざって息をするのが辛いほどに臭い。
そして、パラサイトクイーンは冒険者であろう人間の死体をむしゃむしゃと食っていて、周りに血しぶきが飛ぶ。
こんな状態で非常に戦いたくない。
でも、討伐しないとお金が手に入らない。
リルとの約束があるし……。
「しゃーない、リルのために頑張るか。《アクセル》」
俺は食事中のパラサイトクイーンの頭部に目掛けて、姿を消すように加速した。
パラサイトクイーンの目の前に来ると、《身体強化》をして魔法断切剣を思いっきり振り落とす。
――カキンッ!
だが、金属音とともに強度の甲によって弾かれた。
「かった……っ!?」
チッ。剣での攻撃が通用しないとは、厄介だ。
どんだけVITが高いんだ。
「《鑑定》」
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パラサイトクイーン Lv78
HP 9360/9360
MP 4680/4680
STR 3120
VIT 5460
INT 2340
MEN 3900
AGI 1560
TEC 2730
LUK 780
・腹部後端には『寄生蜘蛛』の卵がぎっしりと詰まっている。
・壊滅級に認定されている
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MENがVITと比べて低いが、俺の魔法には高火力魔法がない……。
「なら、創るまでだ」
呟く。
そして、俺は体に魔力を纏わせて、頭に意識を瞑想する。
イメージしろ、俺!
堅い甲羅を刃で貫くイメージ……。
名は、《虐殺の針》。
何か厨二ぽい魔法ができちゃった。
まぁ、かっこいいからいいや。
「どんな効果は知らないが一か八かだ。《虐殺の針》っ!」
頼む、効いてくれ!
魔法を唱えると、手の平に長さ10cm、厚さ0.01mmの針を生成した。
「これが……、『虐殺の針』か? 唯の針じゃんっ!? ――うわっ!?」
一人でツッコミを言ってると、俺に目掛けてパラサイトクイーンの爪が襲い掛かってきた。
咄嗟に後ろにステップして避けた。
「間一髪ってとこか……。仕返しだ、それっ!」
当たるか分からないが、当たると信じて。
俺は手に持っていた針を三本指に持ち替えて、パラサイトクイーンに目掛けてダーツをするように投げる。
すると、針に刻まれたルーン文字のような魔法文字が蒼白く光かり、不自然に針が音を置き去りにするほどに加速する。
針がパラサイトクイーンに当たると、堅い甲を一瞬で貫く。
周りに「キュルルル」と甲高い虫の鳴き声が響き渡る。
この様子だとかなり効いているに違いない。
パラサイトクイーンの触覚がぶんぶんと左右に激しく振っている。
かなり怒っている様子だ。
凄い威力だ、これなら勝てる!
「そんなに喜んでくれたか、なら貴様の命日にちなんでプレゼントを送り込んでやる!。《虐殺の針》っ!」
手の平に五本の針を生成する。
パラサイトクイーンが怒涛の勢いで向かってくる。
意外と素早いので、命中するか不安だ……。
「――《ディセラレイション》」
パラサイトクイーンを対象に発動する。
さっきまで勢いが、急に動きが鈍る。
これにより、針が当たりやすくなる。
俺は頭部、両目、胸部、腹部に目掛けて投げる。
針が狙ったとこに命中し、糸が切れたように動きが止まり、倒れる。
「これで、討伐完了かな?」
俺は死骸を掴み、《格納》を使い虚空に放り投げた。
「後はみんなと合流して、ギルドに報告するだけだな」
俺は合流するために、みんなを探しに向かった。
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神様「今回もやってきた!魔法鑑定のコーナーだよ!」
ユウスケ「随分と久々だな」
神様「だね♪」
ユウスケ「今回は、俺の火力不足のために創られた魔法だな」
神様「この魔法で戦える敵の幅が広くなったね♪」
ユウスケ「これで俺も主人公ぽくなってきたかな?」
神様「それメタ発言!」
ユウスケ「おっと‥‥、今度から気を付けよう。ということで、神様」
神様「うん♪ では、お願いします鑑定先生!」
鑑定先生「お任せください」
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魔法 《虐殺の針》
・無属性魔法
・使用魔力 1400
・放った針は、魔法文字によって爆発的に加速し、威力を増す。
・この攻撃はINT依存の物理攻撃。
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ユウスケ「INT依存の物理攻撃か‥‥。あの状況だと、ご都合主義の能力になってるな」
神様「そもそも、魔法を創造することがご都合主義なんだよねー」
ユウスケ「なら、今後は使用しないようにするか?」
鑑定先生「それはやめてください! ただでさえ仕事が少ないのに、仕事が無くなってしまいます」
ユウスケ「……」
鑑定先生「私の仕事を増やしてください!(怒)」
ユウスケ「善処します……」
鑑定先生「(# ゜Д゜)<はぁ? 聞こえませんでした。もう一回お願いします」
ユウスケ「わ・か・り・ま・し・た! 今度から、頻繁に使います!」
鑑定先生「頻繁はやめてください。戦闘がつまらなくなります」
ユウスケ「(´・ω・`)えぇ……」
あっさりと戦闘を終わらせてしまい、すみませんでした‥‥。
簡単に倒せたってことは、ユウスケくんが強くなったと思ってやってください(´;ω;`)
誤字・脱字あったらすみません。
感想、アドバイス、質問を待ってます。
悪口はやめてね。作者は豆腐メンタルなので泣いちゃうから‥‥(´;ω;`)
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