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神様から新しい能力をもらいました。

「お……さ……!、お……て!」


 ん?何か聞こえ……。


「お兄さん!起きて!」


 俺は、あのときそのまま寝てしまったのか。

 目を開けると、知らない天井が……。

 そして、俺にこんなかわいい妹がいたのか……。


「お兄さん。バカなこと考えてないで、起きてください。」


 神様がジト目で見つめてくる。そんな目で見ないで、このまま寝たふりしてしまうから。


「お兄さん。ご飯できたから、起きて」


 ご飯ができたのならしょうがない。

 俺は、テントから出て神様のほうへ歩いて行った。



「はい、お兄さん。ご飯どうぞ」


 渡されたのは、某有名なカップラーメン。

 すごいな、神様の力。なんだか、異世界に来たって実感しなくなってきた。

 魔物の肉とか食ってみたい……。


「ありがとう神様、いただきます」


 久々のカップラーメン、この醤油味がたまらん。


「神様?どうしたの?」


「あっ、うん。私も食べるよ。まだ、5分経ってないの。あはは……」


「……っ!?、神様……。 それは一体……」


 神様は、俺のカップラーメンより器の大きいカップラーメン食べだした。


「ラ●だと……!? しかも、豚骨だと!?いいなぁー。食べたいなぁー。」


「あはは……。そんな目で見ないでお兄さん。少し上げるから、ほら、あ~ん♪」


 なん……だと……!?神様がくれるって? しかも、『あ~ん♪』付きだと!?

 キタコレ!俺が夢までみたシチュエーション。ぐはっ……。


「ほら、お兄さんが食べたいって言ったから早く食べて、ちょっと恥ずかしいから……」


 神様が頬を赤らめながら、箸を差し出した。

 やばいやばいやばいやばい、なにこれ、いつからこんなラブコメにっ!?

 俺は、絶対に爆発しないぞ!


「あ、あ~ん」


 おぉ!濃厚の豚骨味が染みった麺がうまい!

 さすが、●王だな! 

 だてに、高いカップラーメンじゃないな。


「ご飯食べたら、テント片付けて、出発しましょ♪」



 ご飯を食べ終わり、テントをさっさと片付けた。


「じゃあ、行きましょうか、東へ10km先にある『迷いの森』へ」


 なにその、中盤ぐらいにでてきそうなダンジョン名。

 今の俺でも大丈夫なのか?


「大丈夫だよ。迷いの森は、新人の冒険者がよく狩りに行くとこだから、それに、私がついているから安心して」


 神様は、胸のない胸を張った。でも、この神様がいれば何となくなりそうと俺は思っていた。

 というより、冒険者!?それって、あれだよな。そのあれかわからないけど。

 よくある異世界転生ラノベにある冒険者かな?

 魔法とか覚えたら、冒険者になって、冒険したいなー。ダンジョンもあったりして、キャー♪


「迷いの森まで、着くのに時間かかるから、その間に、基本属性のこと学びましょう。お兄さん」


 おぉ!待ってました先生!これで俺も魔法使えるのか!

 神様は、心の声聞こえてるのは知ってるけど、華麗にスルーされた……。

 俺たちは、迷いの森へと歩き出した。

 ここの草原、まじで何もないな。さっきから同じ風景しか映んないんだけど。

 まさか、ここは(思考の)迷いの草原なのか……!?


「そんなところないよお兄さん……。ただの殺風景な草原だけだよ」


 なんかちょっとひどいな、神様。


「それで、基本属性って何魔法あるんだ?」


「えっとね、基本属性はね、火属性、水属性、土属性、風属性、光属性、闇属性の6種類あるよ。

お兄さんには、全部覚えてもらうからねお兄さん♪」


「覚えるのって難しいのか?」


「安心して、魔法はこのスクロールを使って覚えてもらうから、一瞬だよ♪」


 そう言いながら、何もない空間から紙切れを取り出した。俺は、もう驚かないからな。


「じゃあ、この前言ってた、空間魔法は、基本属性魔法じゃないの?」


「違うよ。基本属性魔法はね、基本的に誰でも使えられるの。でもね、才能がないとね、空間魔法や時間魔法など使えないの、それにその魔法が使える人間この世界にいるかわからないの」


「それって、どういうこと?」


「空間や時間魔法はね、失われし魔法なの。」


「失われし魔法?」


 何それ。これどっかの漫画で見たことあるような展開になってきたぞ。


「古代人が使ってたらしいのだけど。その古代人が滅びたせいで、魔法を伝える人がいなくなり、今じゃ誰も使えないの。もしいたとしたら、先祖返りか長寿のハイエルフしかいないと思うわ」


 まじもんのテンプレ設定じゃんっ!?

 何っ!?エルフだと!?エルフがこの世界にいるのか!会いたい、今すぐに会いたい!


「落ち着いて、お兄さん……。 でもね、私は神様なの♪」


「うん、知ってますよ。」


「そうじゃなくてね。 私、神様だからね、空間魔法や時間魔法も使えるんだよ。だから、お兄さんにも教えられるんだよ!すごいでしょ♪」


「まじですか!さすが、神様!一生ついていきます!」


「お兄さん。それってプロポーズ? きゃっ♪初めて告られちゃった♪ちょっとうれしいかも///」


「えっ?いいの?告ってもいいの?告っちゃうよ」


「はいはい……。愛のない告白はいらないよお兄さん……」


「愛さえあればいいのかっ!?」


「話に戻ろうよお兄さん……。それでね、この特性スクロールあれば覚えられるよ!」


「でも、才能がないと覚えられないんだよね?どうするの?」


「お兄さん、手を出して」


「こうか?」


「うん、そのままにしてて」


 そういいながら、神様は俺の手を握って何かが流れてくるような感じがした。

 なにこれ温かい。それに、神様の手小さくて柔らかい。


「もう大丈夫だよ。お兄さん、ステータスを見て」


「あっ、うん、ステータス」


----------------------------------------------


名前: タナカ ユウスケ Lv 1


種族:人間


HP 1000/1000

MP 500/500


STR 100

VIT 100

INT 150 (×1.5)

MEN 150 (×1.5)

AGI 100

TEC 100

LUK 100


<スキル>


《身体強化 Lv:1》


<固有スキル>


《鑑定 Lv:-》《スキルコピー Lv:-》《急成長 Lv:-》

《魔法適正 Lv:-》


-----------------------------------


おぉ!なんか、《魔法適正》が追加されてる!

それに、INT、MENの能力値が上がってる。


-----------------------------------------


《魔法適正》

 

・どの魔法でも覚えられ、使いこなせる。 INTとMENが1.5倍に上昇する。


---------------------------------------


「どう?《魔法適正》覚えられた? これがあれば、空間魔法や時間魔法が覚えられるよ♪」


「えっ?まじで?やったぁー! ありがとう神様!」


「そんなに喜んでくれてうれしいよお兄さん。」


 これで俺も、空間魔法や時間魔法が覚えられるようになったのか、まじで、チート無双できそうなんだけど。それに、《魔法適正》の能力強くね!?INTとMENが1.5倍とか強すぎだろ!


「嬉しいのはわかるけど、落ち着いてお兄さん、迷いの森が見えてきたよ」


「魔法を覚えるのは簡単だけど、使いこなすのは、別だよお兄さん」


「これから、頑張ろうねお兄さん♪」

ついに迷いの森で神様と修行!

迷いの森には凶悪なモンスターが眠っていた

そして、ネームドモンスターはユウスケに襲い掛かる!

まだ魔法が使えないユウスケはどうなるの?

次回『新しい能力に開花』 デュエルスタ●バイ!

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↓とあるVRMMOの廃課金ネカマプレイヤーが突如異世界転移して、異世界で自分のキャラを愛でる無双物語

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抹茶プリン@kurogane_31

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