災厄×最悪
武器や防具の名前や能力を募集中!
・レア度 レア度の基準は、設定に書いてありますので参考にしてください。
・名前
・能力
・設定
感想蘭で募集してます。
新作の小説 『VRMMORPG ――幻想世界ファンタズマ――』
↓
https://ncode.syosetu.com/n1683er/
是非、読んで見てくださいm(_ _)m
――時が遡り、五時間前。
王都は普段のように大通り沿いにずらりと並ぶ市場は多くの人で賑やっていた。朝から新鮮な魚や野菜を買うために店の前で群がっている主婦たちやお酒を飲んで酔っ払う男性の姿もあった。
そんな日常的平和な光景だったが、一人の男性によって崩れた。
その男性はまるで動屍のように左右にふらつきながら大通りを歩く。その男性の行動に心配したのか一人の女性がその男性に歩み寄る。
「あの‥‥ふらついているようですが、大丈夫ですか?」
女性は、男性の背中に語りつける。
数秒の間、返事を待ったが何も返答しない。
それどころか振り向きもせず、壊れたネジ巻き人形のように「あ‥‥あぁ‥‥」と呻くように呟いた。
気味悪いと思ったが、それが何かの病気だったとしたら悪いという女性の僅かな正義感が騒めく。
それが本当だとしたら、この状態はかなり危険な状態なのでは、と思った女性はこの状態を確認すべく、男性の顔が見える位置まで移動した。
その男性の顔に映ったのは、瞳が上の空で白目が多く目立っていた。口からは、涎らしき分泌物が垂れていた。
これは、危険な状態だ、と判断した女性は、周りの人たちに助けを求めようと大きな声で叫んだ。
だが次の瞬間、助けを求めていた声が悲鳴へと変わった。
それは、女性が助けを呼び掛けてるとき、ふと男性の右太腿を見てしまったからだ。右太腿には半径5cmほどの卵のようなものが埋め込まれており、脈のような模様が卵のような物から太腿まで伸びていた。しかも、その脈は『ドクンッ ドクンッ』と鼓動のように鳴る。まるで、その卵自体が生きているかのように。
女性の絶叫が大通り中に響き渡る。それを聞いて何があったのかと好奇心で女性の周りを囲むように群がる市民たちや王国民を助けるべく王国兵士が駆け寄る。
その行動が最悪な事態を招くことになった。
男性の右太腿にあった卵らしきものが縦に溝ができた後、まるで蜘蛛のような六本脚の昆虫らしき魔物が姿を現した。
その魔物の名は『寄生蜘蛛』と呼ばれている。
この魔物は戦闘力としては、Fランク並みだが冒険者ギルドでは、Cランクとされている。
その所以は、あらゆる生物に寄生し、寄生した生物から養分を吸い取り繁殖して卵を生み出す。放置をすればするほど数多く寄生蜘蛛が増殖するからだ。
パラサイトクイーンから生まれた魔物が『寄生蜘蛛』と言われている。
寄生蜘蛛が男性の体が出たということは、卵を植え付けることが可能という合図だった。
だが、そんなことを知る者などいない。
外に出た寄生蜘蛛は、溜め込んでいたものを吐き出すかのように、直径1mm程度の白い卵を男性の周りを囲んでいた人間たちの人体に繋がる穴という穴の中に飛ばし植え付けた。
咄嗟の出来事で、誰もが反応できなかった。
寄生蜘蛛の特性はまだある。植え付けられた生物のLvに応じて寄生蜘蛛の幼体の成長率が変わる。
Lv1程度の人間であれば一年ほどで成長する。Lv10ぐらいなら成長率が上がり、一日程度に成長する時間が縮む。
それから、三時間ほどで寄生蜘蛛によるパンデミックが広がり、植え付けられた人間たちは寄生蜘蛛によって操られる。
料理中だった家は、そのまま放置し続け火が広まり火事が起こる。それが何件も。
パニックが広がり、口や鼻、目を防ぐマスクが国から配布されるが、傷口から入る卵の姿が発見されたりした。
さらに最悪なことに、王都の地中から体長10mほどの六本脚の昆虫‥‥蜘蛛のような魔物が現れた。その魔物の腹部から頭部まで、苦しんで今にも声を出して叫ぼうとする表情をした人面の模様が複数あった。
腹部後端には、卵がぎっしりと詰まっている様子だった。
この魔物こそ、寄生蜘蛛の親にしてAランク級魔物『パラサイトクイーン』だった。
さらに、この騒ぎに便乗して地中から出てきたのは、黒い人型の魔物の姿も見えた。
久々の投稿です。長らくお待たせしました。
PV5万 ありがとうございます!
誤字・脱字あったらすみません。
感想、アドバイス、質問を待ってます。
悪口はやめてね。作者は豆腐メンタルなので泣いちゃうから‥‥(´;ω;`)
ブクマ登録お願いします!
※評価もしてください。お願いします。m(_ _)m




