神様と添い寝しちゃった。
「じゃあ、野営の準備しよっかお兄さん。明日は、10kmも歩くんだから早めに寝ないとね。」
そう言いながら神様は、何もない空間から布と鉄の棒を取り出し、テントを組み立てた。
「えっ?ちょっと待って神様!」
「どうしたの?お兄さん」
「どうしたの?ってどうやって、何もないところから物を出してるんですか!」
「私、神様だから♪」
『 ニヒヒ♪』といい笑顔でこちらに向けてきた。やべぇ、可愛い。
じゃなくて、説明になってませんよ。神様……。
「それって、魔法なんですか?」
「魔法じゃないけど。これに似た魔法ならあるよ。たしか、空間魔法だったかな……?」
「なにその。すごく普通の人じゃ使えなさそうな魔法……」
「大丈夫だよ!私が教えるから使えるようになるよ!っと、ご飯どうしようか……。近くに、魔物もいないし……」
「やべぇ忘れてた。つい、異世界に来て興奮しちゃって、飯のこと忘れてた!」
「たしか、この辺に……」
また神様が、何もない空間に手を入れて、ごそごそと物を探ってるような動きをした。
「あった! じゃじゃじゃじゃーん!カ●リーメイト! これと、はいお兄さん、コップ持ってて」
「お、おう」
「ちゃんと、コップもっててね。 《ウォーター》」
神様は、コップを持っているほうに指をさし、指先から水を出した。
「おぉ!魔法だ、魔法だ!すっげぇーっ!」
「ふふっ♪、お兄さん子供みたいに燥いじゃって、これはね、基本属性魔法の水魔法だよ。今使った魔法はね、初期魔法だよ。練習すれば、誰でもできるからねお兄さん。」
だって、魔法だよ。こんな間近で見ちゃったら、燥ぐよ。誰だって。
誰でも使えるってことは、俺でもできるんだろ?早く教えてよ神様!
「そんなに焦らないでお兄さん。明日教えるから。ささ、ご飯食べようお兄さん。おかわりの水はいっぱいあるからね。」
「「いただきます」」
カ●リーメイトのことは、つっこんでないけど、神様からもらったカ●リーメイトを2種類を食べた。
チョコレート味とメイプルだ。
何より、女の子から出た、水はすごくおいしい!
あっ……。ちょっと離れないでください。神様……。謝りますから、そんな目で見ないで‥‥。
「私、お兄さんがどんな人なのか、わからなくなってきましたよ‥‥。寝てるときに、襲わないでよねお兄さん……。」
神様にドン引きされちゃった……。神様ごめんなさい……。
「それでさ、神様、なんで地球にいたの?それがすっごく疑問だったんだけど」
「えっとね……、その神様って暇なの。 ただただこの世界を見守ってるだけで何もしないの。 そんなときにね、別の神様が自分が管理している世界を面白いとね自慢していたからね」
「まさか……その世界って……」
「うん、地球だよ。地球を管理している神様とは仲良しだったし、その神様に頼んでね。ちょっと転生していました」
何軽々しく言ってんの……神様、暇つぶしに転生するってスケールが大きすぎるでしょ。
「まぁ、転生って言っても神様は神様だから、神様パワーは、いつでも出せるんだよ。 地球は、魔法という概念がなかったから使えなかったけど……」
「その神様パワー使えるんだったら、なんで、俺を車から助けてくれなかったの?まぁ、異世界に行けたから別にいいんだけど」
「いいんだ……。えっとね、私ってね、とっさな出来事に弱いの。 だから、神様パワーが間に合わなかったんだよ。 ごめんね」
◇
まぁ、こんな感じにくだらない会話をしながら、ご飯を食べ終わった。まぁ、最後はちょっと空気が重くなったけど。
「じゃあ、テントに潜って寝ようかお兄さん」
えっ!?いつの間にパジャマに着替えてるの?俺、着替えシーン見てないよ?時間巻き戻して着替えシーン見させて!
「ねぇ、神様? この近くに魔物はいないことはわかるんだけど、少し無防備すぎない?」
「平然といい質問してきたねお兄さん……。さっきの心の声は、聞こえなかったことにするよ……。えっとね。 さっき、テントを組み立ててる途中にパパっと、結界を張ったから、大丈夫だよ。 お兄さん」
すっごいなぁ……。神様。俺がチート無双すると思ったのに、これ神様が、チート無双するんじゃないの?
怒らせることをしないでおこう……。
「んじゃ、おやすみ」
「うん、おやすみなさいお兄さん」
テントにもっぐて寝た。
本当に何もしないからね。俺、また死にたくないもの。異世界に来て半日で死にたくないもの、ははっ……。
◇
う、うん……。なんだこの状態は……。
目が覚めて見た光景は……。
「わ、わわわわわ、お、起きてください。神様! 何かが暴走しそうなので、起きてください!」
今、俺にとって最高の瞬間だが、女性とまとものに話したことがなく、触れ合ったことがない俺には、理性が暴走しそうになっていた。
神様は、両手両足を俺にしがみついて、抱き枕にしている。しかも、顔も下に向けると、幼い女の子の寝顔が見える。
俺はロリコンではない。俺はロリコンではない。俺はロリコンではない。俺はロリコンではない。
落ち着くんだ俺、俺はロリコンではないから、落ち着くんだ。
「ふにゃ……。あれ?もう朝なの?後もう少しだけふにゃあ……」
あれ、気づかないだと……っ!?まさか、朝に弱いのか?
どうしよう……、そうだ! 俺も寝よう。うん、名案だ!
今、この幸福の時間を長く過ごそうではないか!ぐへへ……。
こんな妹ほしい。