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人体実験

 これは、ユウスケたちが王都に戻ったころ。

 ここは、薄暗い建物の中。

 白衣を着た白髪の老人がいる部屋は、病院の手術室のような実験室。

 部屋の中央には手術台ような物があり、そこには男が寝ている。

 そして、所々にあるガラス管に黒き魔物(ヒュークリーチャー)が入っている。ガラス管に入っているものはピクリとも動かない。

 

 「まさかのぉ、お主ほど者が我らに協力するとわ」


 老人は、台に寝ている男に話かけた。


 「俺は、力が欲しい、じいさんは強力の戦力が欲しい。利害が一致しているからな。」


 「お主は、儂の実験をどこで知ったのだ」


 「ふん、さぁな。それよりも早く改造してくれよ」


 「後悔はないんだな?」


 「何を今更」


 「では、始めるぞ 《スリープ》」


 老人は、男を闇属性魔法『スリープ』を使い眠らせた。

 近くにある机の上に置いてあるメスを持ち、眠っている男の胸部を切り、老人が白衣から取り出した袋を開け、中から青い六角形の形をした石を取り出した。

 その石は、魔物の魔石、心臓部である。

 そして、その魔石は火山に生息するクリスタルタートルの魔石である。クリスタルタートルは、火に強く、火属性魔法に耐性があり、防御力に定評がある魔物だ。

 

 「この魔石を使えば、お主はさらに強くなるだろう。‥‥‥‥‥‥成功すればな。

  では、いくぞ!《合成(シンサシス)》」


 「ぐぁ‥‥‥っ!?」


 老人は、男の心臓にクリスタルタートルの魔石を合成させた。

 男の心臓から魔石にある魔力が流れ、男自身の魔力と魔石の魔力が反発しあっている。魔力が逆流すると全身に痺れが発生し痛みがでた。

 男は、今まで魔物に受けた痛みよりも想像を絶する痛みを受けた。


 「とりあえず、様子見じゃな」







 実験から数時間後。

 実験室の隣にある部屋のベッドで男は目が覚めた。


 「どうじゃ? お主の体は」


 「ああ。凄く力が漲っている。これさえあれば‥‥。ありがとな、じいさん」


 「よいよい。儂もお主が初めての成功例じゃわい。儂もお主に感謝しておる」


 男の体は、左腕、右足が黒く染まっていた。


 「一般人では、こうもいかぬ、理性が失いゾンビ化する。それに比べてお主は理性がある、流石は四帝じゃわい。お主は、ヒュークリーチャーの完成系じゃわい」


 「それで、これからはどうする?」


 「まずは、王都を落とす」


 「了解、じいさん。俺も早く新しい力を試してみたくて、うずうずしているんだ」


 男は、ニヤリと笑った。


 「あ、そうそう。近々に王都にいる女王が目覚めるらしいぞ。その女王を利用して、王国を潰すぞ」


 「ああ」


 「女王が目覚めれば、四帝を動かさずに負えない。女王に夢中な四帝を始末しろ。少なくとも炎帝を必ず始末しろ、あいつが一番厄介じゃ。特にあの目が」


 「まかせな。あの若造ごときに俺が負けるはずはない」


 「フラグを立たせるのはやめとくんじゃ!」


 「なーに。俺を誰だと思っている。王国最強の四帝、『地帝(ちてい)』のテーレだぞ?」


 「……元・最強じゃがな」


 「聞こえているぞ!じいさん!」


 「なんじゃ!最強だったら、儂の改造なんか受けておらんのじゃ!」


 「なによー」


 「儂とやるんか、若造が!」


 そして、老人とテーレの取っ組み合いが始まった。


誤字・脱字あったらすみません。


感想、アドバイス、質問を待ってます。

悪口はやめてね。作者は豆腐メンタルなので泣いちゃうから‥‥(´;ω;`)

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↓とあるVRMMOの廃課金ネカマプレイヤーが突如異世界転移して、異世界で自分のキャラを愛でる無双物語

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