王都 in 奴隷商!
国王陛下から黒い魔物の情報料として200万ロリを手に入れた。
俺が今、所持している金額は147万ロリ。
今日は冒険者ギルドに寄らず、休暇にしようとパーティーメンバーに相談したところ、皆は賛成してくれた。
神様とルナは、朝から二人で王都に出かけたようで、アメリアは、家で調べものをすると言って、部屋に籠ったらしい。
そして俺は、今奴隷商に向かっている途中なのだ!
そう、俺はこの金を手に入れた時から考えていたんだ。奴隷少女という男の夢を買うということに。
数分後。
俺は、店についた。中に入ってみると、中年太りのおじさんが出迎えしてくれた。
「いらっしゃいませ、お客様。 本日はどのような奴隷をご所望ですか? つい先日、新しく入荷したばかりな故、品物が豊富ですよ」
「ああ、因みにどのような奴隷がいるんだ?」
「そうですね。あなたの服装を見てみると冒険者ですかね?」
「ああ」
「でしたら、戦闘に役に立つ、戦闘用奴隷。日々のストレスを解消をするための、愛玩奴隷はいかがでしょうか?」
そうだなー……。たしかに、戦闘用も欲しいが、愛玩奴隷も欲し――
くっ……!?
急に、激しい頭痛と耳鳴りがしてきた。痛い、痛い、痛い。
こんなことができるのは、一つ心当たりがあるのだが……。今は、ルナと出かけているはずだ。
まさか……。この場面を見ているんじゃないのか……?
「お客様、大丈夫ですか?」
「あっ、ああ。 だ、大丈夫だ」
俺は、頭痛に耐えながら答えた。
「それじゃあ、戦闘用の奴隷をお願いします」
俺は、戦闘用を選ぶと、不思議と頭痛と耳鳴りが収まった。
「畏まりました。性別はどうしますか?」
「女性でお願いします」
「畏まりました。 今すぐ、ご用意いたしますので、少々お待ちください」
「は、はい」
いやー、緊張するなー。 これが奴隷を買うということか。
何かいけないことをしている気持ちになるな‥‥。
十分ぐらいたったのだろうか。おじさんが現れたと思った途端。後ろから、ぞろぞろ女の子?たちが現れた。
なぜ、『女の子?』と思ったのは、戦闘用だからかほとんど身長は低いが、とても太い。
もう一回、言うよ? 太い。
それは、太っているのではなく、外見から見て分かるように筋肉があるからだ。
「……えっ?」
俺は、口を開けっぱなしで思考が数秒間、停止した。
ショックだった。
俺が想像していた、奴隷少女とは違う!
見た目は、若いのか幼い感じはするが……。すごく、ゴツイの。
普通、こういう場合は戦闘用でも可愛い奴隷少女が出てくるのが常識だろ!
「どうかしましたか? 何か不満でもありますか?」
「いや、そのー……」
「この子たちは、当店自慢の戦闘用奴隷でございます。皆は接近戦が得意故、たまに騎士の人が買い取って養子にする人もいますよ!」
この子たちには悪いが、絶対売れ残りだろ。
だって、店の人がめっちゃ勧めてくるんだもん。怖いぐらいに。
「ほかに、いませんか?」
恐れながら聞いてみた。
すると……。
「はい、いますが……。ちょっと、新しくはいったばかりで躾がまだ出来ていませんので……」
「それを、見せてくれませんか?」
っと、聞いてみる。
これが、最後のかけだ。
「わ、わかりました」
おじさんは、奴隷少女を連れて店の奥に行った。
五分後。おじさんが戻ってきたと思ったら、一人だけ連れてきたボロボロの奴隷の少女が現れた。
その少女は、空色の髪で髪型はショートだがぼさぼさに汚れていた。そして、死んだ目をしている蒼目が映った。
そしてその少女は、頭に耳が生えているのか、犬耳らしき耳が見えていたが、耳が萎れているかのように垂れており、後ろには、少し汚れている尻尾が見えた。
少女の首には鉄製の首枷が付けられており、そこに鎖が付けられている。
そう、その少女は獣人族だ。
「こちらがまだ躾けていない奴隷でして、たまに暴れるのですよ」
っといいながら、紐を引っ張っている。
「この子は、獣人族ですか?」
「ええ、そうでございます。 獣人族の奴隷は基本、愛玩奴隷が多いのですが、狼種ということで、今は戦闘用として鍛えております。まぁ、元々この子自体は戦闘力が高いという理由でもありますが」
「値段は?」
「お買いに求めるのですか!? まだ躾けておりませんので、主人に傷を負わせる可能性もありますが……」
「それでいい」
「は、はぁ……。 えっと、70万ロリでございます」
「わかった」
俺は、おじさんに金がはいった袋を出し、70万ロリを出した。
「ご購入ありがとうございます。それでは、奴隷魔術を施しますので、お客様の血を少しいただけませんか?」
「ああ」
俺は、おじさんが渡してきた小さな短剣を手に取り、右手の親指の指先を切って、血を出した。
おじさんの方も、短剣を手に取り、獣人族の少女の右手の親指の指先を切って、血を出させた。
そして、俺の血が流れる指先と奴隷少女の血が流れている指先を重ねると。
「《コントラクト》」
おじさんが魔法を唱えた。
すると、俺の右手の手の甲にオレンジ色の魔法陣が現れ、奴隷少女の右手の手の甲に紫色の魔法陣が現れた。
「これで契約は完了です。 主人の方はオレンジ色の魔法陣でございます。命令や罰を与えるときには、魔法陣の方に魔力を流してください。そうすれば、奴隷の方に激痛が生じます」
「わかりました」
俺は、狼っ娘の少女を連れ、奴隷商から出た。
初めて奴隷買っちゃった。グヘヘ……。
くっ……!?
また、頭痛と耳鳴りが……。
誤字・脱字あったらすみません。
感想、アドバイス、質問を待ってます。
悪口はやめてね。作者は豆腐メンタルなので泣いちゃうから‥‥(´;ω;`)
ブクマ登録お願いします!
※評価もしてください。お願いします。m(_ _)m




