初クエストの達成報告。
俺たちは、黒い魔物を約80体以上を殲滅し、ルナとアメリアに経験値がはいり大幅にレベルが上がっていた。
まさか、戦闘に参加していない俺にも経験値がはいり、レベルが上がっていた。
レベルが上がっていたので、ステータスを見てみよう。
(ステータス)
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名前: タナカ ユウスケ Lv 48
種族:人間
HP 6100/6100
MP 5600/5600
STR 2920
VIT 2920
INT 4380
MEN 4380
AGI 2920
TEC 2920
LUK 2920
<スキル>
《身体強化 Lv:8》《火属性魔法 Lv:6》《水属性魔法 Lv:6》
《土属性魔法 Lv:2》《風属性魔法 Lv:6》《光属性魔法 Lv:4》
《闇属性魔法 Lv:2》《無属性魔法 Lv:-》《空間魔法 Lv:3》
《時間魔法 Lv:2》 《剣術 Lv:5》
<固有スキル>
《鑑定 Lv:-》《スキルコピー Lv:-》《急成長 Lv:-》
《魔法適正 Lv:-》《危険察知 Lv:-》
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俺のレベルが1上がっていた。時間魔法もスキルレベルも1上がっていた。
次は、ルナのステータスを見てみようか。
「《鑑定》」
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名前: ルーナ=サンチェス Lv 41
種族:人間
HP 1750/1750
MP 2570/2570
STR 830
VIT 420
INT 1240
MEN 1240
AGI 420
TEC 420
LUK 215
<スキル>
《火属性魔法 Lv:4》《水属性魔法 Lv:2》《風属性魔法 Lv:5》
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おぉ! レベルが3レベル上がっていた。
火属性魔法も上がっているな。
あの黒い魔物に対して冷静に対処していたし、前と大違いに強くなっているな。すごく頼りになったな。
次は、アメリアの番だな。
「《鑑定》」
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名前: アメリア・フォン・カリス Lv 44
種族:人間
HP 1420/1420
MP 3180/3180
STR 670
VIT 670
INT 1550
MEN 1110
AGI 230
TEC 670
LUK 450
<スキル>
《水属性魔法 Lv:2》《土属性魔法 Lv:2》《光属性魔法 Lv:4》
《料理 Lv:3》
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アメリアは、レベルは5も上がっていた。魔法は、光属性魔法以外は上がっていないな。
まぁ、あれだけ黒い魔物を倒したのだからかなり上がっている。
こんなことをしている間に王都の近くまで来ていた。
「見えてきました!王都ですよ、王都!」
そう言ったのは、ルナ。
「これで、ゆっくりと休めますね」
そして、アメリアが言った。
◇
俺たちは、冒険者ギルドにクエスト報告をするため王都に戻ってきた。
門の前には兵がおり、俺たちをその場に止めると、検問が始まった。その後は、問題なく王都に入れた。
「なぁ、エシュテル。あの黒い魔物のことをギルドに報告したほうがいいのか?」
「う~ん、一応報告したほうがいいんじゃない」
「んじゃ、報告するっか」
俺たちは、冒険者ギルドに向かった。
「なんだ、あれ?」
人々は、馬車が通れるほどに人が隅に避けた。
俺たちの近くを大きな貨物を運んでいる馬車が通っていた。馬車が通った瞬間、小さいが声が聞こえた。
「あれは、奴隷商の馬車だね。中には、これから商品になる奴隷が入っていると思うよ」
そう答えたのは、神様だった。
「今……なんて……」
「だから、奴隷がはいってるんだよ」
「ふふっ、アハハハハハッ」
俺は、この王都に来て初めて歓喜をしたかのように笑った。
「ユウスケさん、ど、どうしたんですか?」
ルナは、俺が急に笑ったことに少し引き気味で動揺して言った。
奴隷だと‥‥っ!? 王都に奴隷商があったのか!?
異世界系でいる奴隷は、100%可愛い子だから買わなければ。しかも、新入荷である。 そして、今の俺には金がある‥‥っ!?
冷静になれ、俺。
ギルドに報告して金を先にもらわなければ。
「なぁ、ど、奴隷の相場ってどのくらいなんだ?」
「えっとですね。たしか……、安いので50万ロリからです」
「そっか、ありがとな。アメリア」
「まさか、お兄さん……。奴隷を買うつもりなの?」
「ああ、そうだ。俺の夢、ベスト10にはいるほどのことだ!新入荷された今、このビッグウェーブに乗らない男はいない!」
「「「は、はぁ……」」」
そう言っている間に、冒険者ギルドに着いた。
◇
「では、ギルドカードをお出しください」
「はいよ」
俺たちは、ギルドカード4枚を受付嬢に渡した。
「たしかにお預かりしました。では、カードの更新をしますので、少々お待ちを」
更新が終わり、受付嬢に呼び出された。
「はい、たしか。旧王都に探索しましたね。では、報酬の12万ロリでございます」
「あっ、はい」
一人、3万ロリか……。ちょっと少ないが、まぁ歩き回っただけだしな、しょうがない。
だが、どうやって俺たちが旧王都に行って調査をしたのかがわからなかった。
ちょっと、聞いてみるか。
「あのー」
「はい?なんでしょうか」
「どうやって、俺たちが旧王都まで行って調査してきたのかが分かったのですか?」
「あっ、そうですよね。 では、説明していただきます。ギルドカードには、特殊な魔法がかかれています。その魔法の名は、残念ながら私でもわかりません。 ですが、その魔法で持ち主が何をしたのかが経験を文字として記録されます。 そして、更新時に機械をつかって、文字を読み取ります。といっても、プライベートなことは記録されないので、ご安心してください」
えっ?何その、ご都合主義みたいな魔法。
まぁ、この場合は納得しないとな。うん。
「あっ、そうなんですか。結構、不思議な魔法なんですね!」
そう言って、この会話は終わった。
「あと、もう一個いいですか?」
「何でしょうか?」
「この王都に来る前に、妙な魔物に会ったんですよ」
「妙な……、魔物ですか……。それって、全身黒い人型の魔物ですか?」
「あっ、そうそう」
「今、国王様たちがその魔物に対して調査を行っているところなんです。その魔物の些細な情報でも教えていただければ、情報料が出るという、クエストが今ありますよ。 その情報料は、国王陛下が決めますが」
「んじゃ、報告しますよ。 えっと、俺たちが見かけたのは約80体の人型の黒い魔物が王都の方向に向かっているのを――」
「ま、待っていてください!連絡用のマジックアイテムを取りに行ってきます」
報告しようとしたら、受付嬢が慌てて奥の部屋に向かって行った。
数分後。
受付嬢が俺たちの前に2mほどの大きな鏡のような物を持ってきた。
「これが連絡用のマジックアイテムか‥‥。高そうだな」
「このマジックアイテムはざっと200万ロリほどの価格だと思いました」
そう言うのは、アメリアだった。
「今から、国王陛下に連絡しますので、頭を下げてください。もし、許可なしで頭を上げたら反逆罪になりますのでご注意ください」
「はぁ……」
俺たちは、膝を床に落とし、頭を下げた。
めんどくさいな……。身分とか。
そして、鏡に人物が映し出した。そこに映し出されたのは、中年のおじさんだった。
「面を上げよ、冒険者。 それで、本題にはいろう。黒い魔物とやらの情報を教えよ」
「はっ! まず、私たちは旧王都の調査を終わった後、王都に戻ろうした道中に黒い魔物に出くわしたのでございます。約80体の黒い魔物が王都に向かっているのを見ました」
それを聞いた、国王陛下が近くにいる大臣を呼び出し、確認を取っていた。
「ふむ。たしかにうちの兵も黒い魔物がこちらに向かっていると報告があった。
それで、魔物はお主たちがヤったのか?」
「そうでございます」
「ほう。お主らがな‥‥。 それで、ほかにどの報告がある?」
国王陛下は、期待外れではないかと思っているのだろうかと俺らを睨みつけるように言った。
「はっ!あの魔物は、仲間内で連携をとるほどの知能があり、魔法耐性がありません」
「なるほど……。ふっ。それは、いい情報だ。お主の名は何というのだ」
「私の名は、タナカ ユウスケ。この冒険者のパーティーの代表者でございます」
「よかろう! タナカ ユウスケ。 お主らに情報料とし、100万ロリを授けよう。 数日後、情報料を渡すため使いの者を寄こす。そこで、受取れ。 では、ご苦労。もうよい、切れ」
そして、国王陛下の近くにいた側近らしき人物が、マジックアイテムでの連絡を切った。
「ふぅ……。終わったー」
「お疲れ様です。ユウスケ様」
「もう宿に行こうぜ。今日は疲れた……」
「だね♪」
「はい」
俺たちは、宿に向かいに冒険者ギルドから出た。
◇
ここは、国王陛下がいる玉座の間。
「今から、王国魔法術師団を呼べ」
「はっ! 今すぐ呼びに行ってまいります」
国王は、近くにいた大臣に告げた。
「お呼びでしょうか、国王陛下」
「ああ、もう少しで黒い魔物らしきものが攻めてきそうな予感がするのでな。お主たちに王都の見回りを頼みたい」
「仰せのままに」
そして、玉座の間の扉から王国魔法術師団は出て行った。
「ふむ。前回は王都内に放ち、今回は約80体で王都に向かわせた。次はどのように攻めてくるのか……」
国王は、玉座の間にある窓を見て、空を見上げた。
誤字・脱字あったらすみません。
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悪口はやめてね。作者は豆腐メンタルなので泣いちゃうから‥‥(´;ω;`)
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