神様のペットをご紹介
長らくお待たせしました。m(_ _)m
「それじゃあ、召喚魔法で魔物を呼び出したいから、少し広いとこに行こ」
「広いとこって、どこ行くのか決まってるのか?」
「それだったら、アメリアさんのお家はどうでしょうか?」
「はい、たぶん大丈夫ですよ……召喚する魔物によりますけど……」
俺はそう神様に尋ねると、ルナが提案し、アメリアが返答を返した。
「そうと、決まればレッツ・ゴー♪」
「「オーッ!」」
俺たちは、またしてもアメリア家にお邪魔しに向かった。
庭が広いから使い勝手がいいんだろうね……。すみません。カリス夫婦……。
◇
アメリア家の庭に着き、俺たちは神様の様子を眺めていた。
「じゃあ、行くね。 ……我が眷属に告ぐ。我が魔力で、其方達を呼び覚ます。 主として、其方達に巻き付いた鎖を解き放つ。‥……」
「《召喚》っ!」
神様は、魔法の詠唱らしきものを唱えた途端に、目の前に魔法陣が出現した。
そこに現れたのは、上半身は、鷲の頭と翼があり、下半身は、ライオンで構成された魔物が出現した。そう、その魔物は所謂、グリフォンである。体長は3mはあるのだろうか。俺の身長より二倍くらいある。
※本来、魔法に詠唱は必要がありません。
「「「……」」」
グリフォンが、現れた時。グリフォンは、俺たちを見つめていた。そして、その嘴には涎らしき液体で濡れていた。
おい、このグリフォン。俺たちを捕食しようとしてるんじゃないか……?
「こらっ!グリちゃん。 ダウン!」
神様は、グリフォンの目線に気づいたのか。グリフォンに命令をした。すると、グリフォンは、後ろ足をたたみ、犬が伏せをしたように地面に伏せた。
何か神様が伝説上の生き物を犬のように命令したぞ。しかも、しつけているし。
「エ、エ、エシュテルさん……そ、その魔物は……グリフォンですよね……?」
ルナは、少し震えながら、おどおどしく神様に質問をした。
「うん、そーだよー♪ 私の可愛いペットだよー」
「なぁ、ルナとアメリアはなぜそんなに怯えてるんだ?」
アメリアも、ルナと同じく少し震えていた。
「ちょいと、拝見してみるか 《鑑定》」
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グリフォン Lv92
HP 13800/13800
MP 11040/11040
STR 10120
VIT 9200
INT 7360
MEN 8280
AGI 7360
TEC 5520
LUK 920
・上半身は、鷲の頭と翼があり、下半身は、ライオンで構成されている伝説上の魔物。
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「!?!?!?!?っ」
何だ、この高レベル高ステータス。やばやばのやば、じゃねぇか。これは、ルナたちが怯えるのがわかるなー。まぁ俺は、ビビッてないからねっ! 本当だぞ!
「どう?お兄さん。グリフォンって伝説上の生き物なんだよ♪」
「伝説って?」
「ああ!」
……。
「ユウスケさん、グリフォンというのは神話『四帝』に出てくる魔物です」
「四帝……。どこがで聞いたことがあるような……」
「それは、たぶんこの国にいる四帝のことだと思いますよ。ユウスケ様」
「まぁ、お話はそこまでにしといて、そろそろ旧王都の遺跡に向かいましょ♪」
「少し気になるが……。まぁ、《召喚》の制限時間もあるし、行こうか」
「「はいっ!」」
俺たちは、グリフォンの背中に乗り。グリフォンは、翼を広げ羽ばたいて遺跡へ向かった。
指摘があったので、書いときます。カリス夫婦とは、アメリアのご両親です! 以上。
誤字・脱字あったらすみません。
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悪口はやめてね。作者は豆腐メンタルなので泣いちゃうから‥‥(´;ω;`)
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