お宅訪問!
門を潜って、どれぐらい掛かったのだろう。やっとアメリア家らしき建物が見えた。遠くからでもわかるぐらい大きい屋敷だった。
「見えてきましたね、あれがアメリアさんのお家なんですね!すごいなー」
「でっかいねー♪」
「さすがは貴族だわ」
俺たちは、屋敷に対してコメントをしてたら、執事がしゃべりかけてきた。
「お屋敷の中はもっと驚きます故、お楽しみください」
そういい、執事はペコりと頭を下げてきた。
あれから十分くらいたったのだろう。俺たちは屋敷の前までに来ていた。
「近くで見るとさらに大きいなー」
「す、すごいです‥‥」
「こんなとこに住んでみたいね、お兄さん♪」
「でも、掃除とか大変そうだな‥‥」
「どうぞ中へお入リください、ユウスケ様方」
執事は、屋敷の扉を開け中へと案内しようとしていた。俺は、執事の指示に従い屋敷の中へと入った。中に入ると赤いカーペットが敷かれており、幅の広い階段があった。そして、左右には広い廊下があった。
「ささ、こちらでございます」
執事は俺たちの前に出て、左側の廊下へ行き、一つの部屋の扉の前まで歩いた。それを俺たちはついて行った。
「この客間でアメリア様がお待ちしております」
といい、扉にノックをした。
「どうぞお入りください」
扉の中から声が聞こえ、執事は扉を開けた。すると、10畳くらいの広さがあり、部屋の中には細長い長方形のテーブルと3人くらい座れる白いソファーが二つあり、その一つにアメリアが座っていた。
俺たちは、客間に入った。それと同時に執事は俺たちから去っていった。
「ユウスケ様!よくぞ、来ていただきましたね!待ってましたよ」
「ああ」
「どうぞ、ソファーにお座りください」
俺たちは、言われたとおりにソファーに座った。座った瞬間、あまりにも座り心地が良くて驚いてしまった。まるで、椅子がないところに座って床に落ちる感覚が起きた。まさかここで驚くとは。どんだけふわっふわなソファーなんだよ‥‥。
「驚きましたか?このソファーは王室で使っているようなソファーなんですよ」
神様とルナは、俺と同様に驚いていた。とくにルナは、口があんぐりしていた。
「ユウスケ様、冒険者になられましたか?」
「ああ、なったよ」
「良かったですね。私も一応冒険者なんですよ」
「へぇー、そうなんだ。因みにランクは」
「Fです。登録しただけなので、ユウスケ様は、今日この屋敷に泊まっていただけるんですよね?」
「宿とかとってないし、泊めてくれるなら嬉しいけど」
アメリアは、小さくガッツポーズをしていた。
「これから、冒険者として生活するんですよね?」
「ああ、俺、エシュテルそれとルナでやるつもりだよ」
「あ、あの‥‥私も、ユウスケ様と一緒にやりたいです!」
「俺たちは別にいいけど‥‥アメリアは貴族だろ?いいのか‥‥?」
「そこは、大丈夫です!さっきお父様に許可を頂けましたから!」
アメリアは、ぐっと俺の手を握りながら言ってきた。俺は、隣に座っている神様とルナを見た。すると、二人は頷いてきた。
「わかったよ。俺たち4人で頑張ろうか」
「「はいっ!」」
「でも、このままだと私とお兄さんしか戦えないから、二人は修行しようか♪」
「しゅ、修行‥‥うっ‥‥頭が‥‥」
神様は、笑顔で言ってきた。さらっとひどいことを言うんだよね‥‥神様って、天然なのか‥‥?
「ユウスケさん!ど、どうしたんですか、急に頭を抱えて‥‥」
「具合でも悪くなったんですか!ユウスケ様っ!」
「安心して、お兄さん。あんな修行、お兄さんしかやんないから♪」
「「???」」
あんなって、自覚していたのか!?
「ふふっ♪」
笑顔でごまかすな!
「じゃあ、どんなことやるんだよ」
「えっとねー。私が魔法を教えるだけだよー♪」
「なんで、俺の時はそのことしないんだよ」
「男の子だから?」
「おい、それって差別か?」
「差別じゃないよ?気に入ってるからこそだよ♪」
「お、おう」
すると、扉からノックが聞こえた。
「お嬢様、お食事の用意ができました。ユウスケ様方もどうぞお食事を」
「分かりました。今行きます。ユウスケ様、エシュテル様、ルナ様行きましょ」
「ああ」
俺たちは、客間から出て食堂に向かった。
◇
俺たちは、食事を終えた。貴族の食事ってマナーがあるので、緊張していたけれど、神様が教えてくれた。本当に神様は何でも知ってるんだな‥‥。
そのあと、アメリアの案内で客室に入り、休んだ。
「明日からどうするか‥‥」
「明日は、ルナちゃんとアメリアちゃんに魔法を教えるから、お兄さんは好きにしていいよ」
「じゃあ、俺も教えてもらってもいいか?」
「う、うん。いいけど‥‥何教えてほしいの?」
「時間魔法」
「そういえば、時間魔法のこと教えてなかったね。じゃあ、教えるね」
そして、俺たちは客室にあるベッドで休んだ。久々のベッドですぐに寝てしまった。
誤字・脱字あったらすみません。
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悪口はやめてね。作者は豆腐メンタルなので泣いちゃうから‥‥(´;ω;`)
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