ルナ&アメリア VS 風帝 part3
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「お嬢ちゃん達、もう諦めたらどうだ?」
ルナは風帝の魔法攻撃によって地面に伏している状態。
アメリアは風帝の魔法攻撃をくらっても必死に耐えている。
「わ、私は絶対に諦めません……っ!たとえ相手が帝であろうとも、貴族の名を出してまで使命を受けたなら完遂させてみせます!」
「貴族か……」
「そうです……!決して家名に泥を塗ってはならないのです」
「……なら、今のままじゃ達成できそうにないな」
「くっ……」
実際に二人掛かりでも敵わなかった圧倒的な実力差によって言葉が出なかった。
アメリアはそのまま強く拳を握るしかなかった。
「このまま楽にしてやる。相手が悪かったと諦めてくれ」
「絶対にやだぁあああああ!《煌めく矢》。これで決める!」
アメリアはふらふらと立ちながらも魔力を絞って魔法を発現する。
「死んでも知らないぞ。《暴風の拳》」
風帝は、右手を強く握りながら引く。
魔力が右手に集中して、その魔力が風へ具現化していく。
渦巻く竜巻のような風を纏った右手を距離が空いているアメリアの方に向かって殴ると、その風が放出される。
その渦巻いた暴風は拳の形に見えるような幻影。
アメリアも”暴風の拳”に目掛けて矢を放つ。
”煌めく矢”の一点突破で貫通力と”暴風の拳”の広範囲かつ高火力の風が強く衝突をする。
「いっけぇえええ!」
「撃ち落とせ……!」
そのまま矢が風を貫き風帝に命中。
貫かれたのは右側の腹部。
アメリアも無傷では済むはずもなく、”暴風の拳”の残留が襲い掛かり、ふらふらで立ってた事により簡単に吹き飛ばされ壁に衝突する。
「アメリア嬢、やるじゃねぇかよ……」
風帝はそのまま手で腹を支え、そのまま地面に足を延ばして座り込む。
アメリアも力を出し尽くしたのか、そのまま意識が遠のいていく。
◇
一方そのころ、少女に敗れたユウスケはプラムの介抱により意識と体力が回復してプラムによって現状と新たな指令が伝わった。
「ガルドはもう先に侵入したのか……」
「奴の実力なら心配する必要ないじゃろ」
「だよなー。他は?」
「皆、四帝に苦戦してるらしい」
「まじかよ……。相手が俺だったら負けてたな」
「ユウスケ、これからどうするのじゃ?」
「俺もガルドを追って城に行くか。もう一つの人質を解放しないとな」
「我も一緒に行くかの……」
「頼りにしてるよ、プラム」
「うむ」
「じゃあ、行くか。《リフラクション》」
プラムは俺の体内に入り休憩にはいった。
そして俺はガルドを追って、認識阻害の魔法を掛けて隠し通路に侵入した。
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