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リル VS 氷帝 part3

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それから相互に攻撃しては防御と戦闘が繰り返される。

本来より鈍くなってる獣化した獣人と最高クラスの人間が戦って互角に見えるが、次第に氷帝の傷が増えていく。

僅かの差により小さな切り傷をくらい体力を奪う。


「このままじゃ…きついな……」


ここで攻防から抜け出すとむしろ大きな傷を負ってしまう。

このチキンレースはどちらかが体力がなくなるまで終わらないだろう。


「……さっきまでの威勢が消えたね」


「あれは威勢ではない。鼓舞だ! ぐどりゃぁああ!」


ここで終わらせるかのように渾身の一撃を繰り出すが、リルはあえて避けずに爪を使って軌道を逸らす。

だが少しのダメージがリルに効いたようで一瞬だけ渋い表情をして攻撃を防いだ。


「さっきまでダメージ負ってたのにここまで力が出せるものなのか獣人てのはよぉ!」

「……種族的に能力が高い特徴。だから戦闘で私には勝てない!」

「だったら、技量で勝って見せるさ」

「っ!?」

「《大寒波》」


ここ一帯が急に冷め、吹雪が吹き始める。

ただ寒いだけの技ではない、吹雪によって視界が閉ざされ氷帝の姿を見失う。

それにこのままだと体力も削られる。


「み、見えない……」


視界が閉ざされている状態から剣撃や蹴りを繰り出される。

獣人特有の高い五感も今では役に立たない。


「《拳闘術・火炎拳》!」


拳に魔力を集中させて発火をイメージして具現化される。

それを強く地面に当ててみるが、燃え移った地面がすぐに消沈する。


「この空間じゃ手も足も出ないね!」


いつの間にか氷帝はゴーグルをつけていたので、この視界の悪い空間でも確実に攻撃を行える。


「くっ……」


リルは氷帝の攻撃によってできる空気の隙を感覚で捉えて反撃をしてみるが、地味に攻撃を避けられる。

リルにとって今の反撃はこの状態の攻略法だと悟った。


それからリルは氷帝の蹴り攻撃を誘うように、ダメージを最低限に抑えるように軽く避ける。

狙い通りスケートブレードのような靴で蹴り攻撃を仕掛けて来たので、空気の隙を見切り足を掴む。


「――っ!?」


足を掴まれた途端、慢心していたのが一気に血が引いた表情になる。

リルはそのまま力一杯に氷帝を地面に叩き落とす。

受け身をする余裕がなくダメージを負ってしまった氷帝。


そのままぐったりと地面に伏しているため、戦闘不能だと思い獣化を解除する。


「……こういう攻撃の仕方があったんだね。”大寒波”に”凍える世界”、どれも覚えたい……」


一気に力が抜けたのでこのまま休憩しようと、戦場になったこの場所から離れた。

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