作戦実行までの間
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作戦開始の日時までそれぞれができることを準備している。
ルナとアメリアは今よりも強くなるために、魔法に長けているプラムに修行をつけてもらっている。
プラムは全盛期に大賢者と呼ばれていたこともあってか、二人とも順調に強くなっている、
リルの様子は、いつも調理後の肉を食っていたのが、自分で狩った魔物を調理するようになって食費も浮いた。
本人曰く、軽く運動をするために狩っていると言ってた。
カズキは一度王都に戻り、いつもの孤児院に顔を出しているようだ。
毎晩、カズキに渡した通信用魔道具のミスリルタブレットで、エリナちゃんがどれだけ可愛いのか熱く語ってくるので
俺も対抗して、リルの可愛さについて熱く語った。
シリスとその従者、それにガルトは俺の屋敷に泊まっている。
部屋は余っているので問題はなかった。
ガルトは朝から晩まで剣術を磨いている。
魔物を狩ったり、俺と模擬戦したりとまた強くなっているような気がする。
何回か模擬戦をしたが、黒星しかついてないのが悔しい。
もうこの作戦ガルト一人いればいいんじゃね?と思っている。
理不尽に強く、飛来する斬撃が向かっている際に俺の頭の中が危険信号を出している。
そのおかげか、避けるの上手くなり眼も良くなっている。
俺はガルトと模擬戦をする以外は神様と過ごしている。
俺の無様な姿を何回も見せてるせいか、神様に修行をつけてもらっている。
その修業とは、神様が召喚魔法か創造魔法なのか知らないけど、魔法陣から呼び出される魔物は
どれも屈強で防御力が厚く、倒すのに苦戦している。
◇
そして今戦っているのは、神様が出したゴリラのような魔物で全長4mほどの巨体。
腕が六つあり、一つ一つの打撃が木を倒したり岩を砕いている。
「ほら頑張って、お兄さーん! 早く倒さないと地形が変わって、環境破壊が止まらなくなるよー」
神様は空中に浮かんで呑気に応援をしている。
「無茶を言うな! こんなまともに剣が通らなくて、常に拳の周りに魔力を纏っている化け物を相手してるんだぞ!」
「これはお兄さんを更に強くするための愛の鞭だよ♪」
「毎回、危険察知が発動してるのに愛の鞭かよっ!」
化け物が俺に向かって拳を振り下ろし、地面に接触しただけで衝撃波が襲ってくる。
人間である俺は簡単に衝撃波により吹き飛ばされ、化け物はそれを追う。
すぐに立ち直り、追ってくる化け物の隙を狙って、腕以外に攻撃しようとするが六つの腕により直ぐに対処される。
「防御力が高いなら貫通攻撃をしてやる! 《虐殺の針》」
この魔法は強力な攻撃な故に消費魔力が高いので2本ま生成した。
あの化け物は巨体でそれなりの俊敏さもあるので、動きを止めるつもりで足を狙う。
結果は足に命中に化け物が咆哮するほどダメージを負い、足がほぼ機能しなくなったが六つある内の2本の腕を使い
足に怪我がなく機能しているかのように錯覚するほど腕を巧みに動かし、先程より俊敏さが変わらなかった。
だが隙は生まれた。
腕が二本なくなったおかげで、先ほどより狙いやすくなった。
「と思った?」
「えっ?」
俺は化け物の拳を避けながら懐に入ったと思ったら、足代わりしていた腕の一本が俺を振り払う。
「ぶふぉっ!?」
油断したことにより直撃をくらい木に衝突をした。
神様……何でこのタイミング心を読んだ!
意識が逸らしたじゃねぇか!
その後、《ヒール》を使い怪我を治し何とかしてこの修行を終えた。
この戦いで得たのは経験値だけだった。
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