一 対 複数
数は十七匹か……。おいおい勝てるのか……?
MPは余裕があるが、この数を相手はきついかもな……。
まだミュウーテェイシャン・モンキーたちは、様子見している。
「先手をとって、数を減らすか……」
でも、どうやって?俺には、範囲攻撃なんて魔法をもっていない。それでも、やらなきゃやられる。魔法は、イメージが大事だ。
イメージしろ!俺。
俺の周りを吹き飛ばすほどの爆風のイメージ。
「《レンジ・ブラスト》!」
魔法発動した瞬間、俺を中心に半径20mぐらいの爆風が巻き起こした。
木々を倒し、ミュウーテェイシャン・モンキーを吹き飛ばした。
「十分な威力だな」
「「「「「「ウギャーーーーー!」」」」」」
だが、半数は耐えていた。
これで、勝てる確率が上がって、楽になった。
ミュウーテェイシャン・モンキーたちは、一斉に襲い掛かってきた。
「もういっちょくらえ!《レンジ・ブラスト》!」
もう一度、俺の周りに爆風を巻き起こした。襲い掛かってきたミュウーテェイシャン・モンキーをまたもや吹き飛ばし、地面に強く当たり死んだ。
運よく生き残ったミュウーテェイシャン・モンキーがひるんでいる。
「とどめだぁー!《ブレイズ》!」
生き残っていたミュウーテェイシャン・モンキーを、火属性魔法で焼き殺した。
「はぁはぁ……。まだ、こんなやつがいたとはな……。本当に初心者がよく狩りに来るところなのか……」
「しっかし、レベル上がったかな?休めるところに行ってステータスとか確認するか」
周りには、ミュウーテェイシャン・モンキーの死体が転がっており、木々も倒れている。
ミュウーテェイシャン・モンキーの死臭で、また魔物が寄ってくるかもしれないので、ここから離れた。
◇
「ここら辺なら、大丈夫だろ」
俺は、周囲の安全を確かめてから、座った。
(ステータス)
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名前: タナカ ユウスケ Lv 27
種族:人間
HP 3600/3600
MP 2600/3100
STR 1660
VIT 1660
INT 2490
MEN 2490
AGI 1660
TEC 1660
LUK 1660
<スキル>
《身体強化 Lv:4》《火属性魔法 Lv:3》《水属性魔法 Lv:3》
《土属性魔法 Lv:1》《風属性魔法 Lv:2》《光属性魔法 Lv:2》
《闇属性魔法 Lv:1》<無属性魔法 Lv:1》《空間魔法 Lv:1》《時間魔法 Lv:1》
<固有スキル>
《鑑定 Lv:-》《スキルコピー Lv:-》《急成長 Lv:-》
《魔法適正 Lv:-》
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まさか、ノーダメで勝てるとはな‥‥。俺も強くなったってことかな。
さっきの使った魔法も見てみるか。
《鑑定》
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魔法 《レンジ・ブラスト》
・風属性オリジナル魔法
・《ブラスト》の範囲攻撃版
・使用魔力 200
・初めて、チート性能ではない魔法を創りましたね。
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おい!創りたくて創ってるわけじゃないんだからなっ!
でも、手軽に打てる範囲攻撃も十分チートすぎると思うけど……。けど、使い方は困るな。今はソロだから手軽にできるけど、仲間ができたら使えなくなるなー。でも、俺に仲間はできるかなー。前世でもぼっちだったし……。
そうだ!《パペット》で人形を作って、仲間を作るか!
そうと決まったら作るか!
「《パペット》」
土を人型に盛り、身長140cmの人形を作りだした。
じゃじゃーん、神様二号完成!さすが俺、神様をありとあらゆる角度で観察したときの記憶で振り絞って作った人形だ。うんうん、出来は完璧だな。
「ということで、《ドミネーション》!」
人形を操って遊んでいた自分が、なんか虚しくなってきた‥‥。
やめよう。こんなの神様に見られていたらゾッとする‥‥。
「まぁ、休憩して心も余裕できたし、食材を狩りに行くか。」
もちろん、ミュウーテェイシャン・モンキーなんか食糧にしませんよ。えぇ、絶対に。
誤字、脱字あったらすみません
いつ修行終わるんだろう‥‥。




