リルと新たな奴隷達と…
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俺の買い物が終わり、リルと合流した。
「ご、ご主人様?」
リルは不思議そうにこちらを見て首を傾げる。
「ん、どした?」
「後ろの方々はどうしたんですか?」
「あぁー、これは新しい奴隷達だ」
といって、リルに簡単に説明した。
「まぁ、ちゃんとした自己紹介は屋敷に戻ってからだな」
「でも、どうやって連れて帰るのですか? 馬車が一つしかないのに」
「それはほら、……エシュテルに頼むしかないな」
リルは、俺が何も考えず買ったのがバレたのかジト目でこちらを見つめてくる。
「そんなことより、リルは何買ったのさ?」
「角牛が5頭に黄金鶏3羽を買いました。 こっちは屋敷まで届けてくれるらしいので大丈夫です」
「そうか、それは良かった。 これからどうするか。 まだルナたちと合流時間あるし……」
その言葉を聞きリルは耳と尻尾をピンと立てた。
「ご主人様、提案があります!」
「ん?」
「焼肉を食べましょう!!」
◇
ということで、俺達はリルの提案に乗り、新たな奴隷達と共に焼肉を食べに来た。
奴隷たちは最初は戸惑っていたものの、人数分の皿に肉を無理やり盛ってやって「食ってくれ」と頼むと、最初は戦闘奴隷の男たちが食い、それを見た家事奴隷たちは後を追うように食べていく。
余談だが、俺が行ったとこの奴隷商は質素な食べ物を奴隷たちに提供をしているが、コスト削減しつつ健康を保てるように管理しているため極度の痩せとはなっていないため
肉を食べても胃が痛まないでいる。
閑話休題。
俺はちょっとずつ食いながらどんどん肉を焼くマシーンとなっていた。
リルは尻尾をフリフリと揺らしながら、顔が蕩けそうな笑みを浮かべながら食ってる。
はぁ……、このリルの笑みを見るだけで価値がある。
絵にしてたら、数億儲けそうだな。
ゆっくり食べていると約束の時間が近づいてきた。
周りを見ると満腹なのか奴隷たちは満足そうにしている。
焼肉店から出ると、ルナたちとの集合場所へ向かった。
◇
集合場所に行くと、すでにルナとアメリアが待っていた。
買ったものは全部、アメリアが肩から提げている収納バッグに入れているのだろう。
収納バッグというのは、王国の有名な魔法技術開発部門が開発した闇属性魔法で作った、疑似的に《格納》を再現した魔法を付与したバッグだ。
まぁ、高くて庶民では手出しし難いらしい。
「あっ! ユウスケさん!」
「ユウスケ様……後ろの方々は?」
俺達を見つけると彼女達は笑顔になってこちらに手を振ってくる。
「あぁ、屋敷に戻ったら紹介するわ」
「わかりました」
「もう帰るから馬車の用意しないとな」
「あっ、ユウスケ様。 もうすでに準備していますよ」
「たすかる」
その後、神様に連絡して奴隷たちはを屋敷までに《テレポーテーション》で送ってもらい俺達は馬車でゆっくりと帰ることにした。
あとで神様にお礼をしないと思いつつ、リルのフサフサの尻尾を撫でていた。
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