買い物に出かける
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約束した通りにリル、ルナとアメリアと一緒に王都へ買い物しに出かけた。
因みに神様は自室で寛いでいる。
王都に着くまで馬車で何を買うかと楽しく会話をしているところを見ると、ほっこりする。
リルも楽しみなのか俺の隣で大人しく座っているが尻尾を振って俺の頬へと当たる。
屋敷に住んでから、彼女たちはお風呂に入っておりリルもちゃんと洗ってるので、尻尾がふわふわで触り心地が一段階上がっている。
その尻尾が頬に何回も当たってご褒美になっている。
王都に着くと、ルナとアメリアは服や小物を買うために俺達と別れた。
リルと俺は、彼女の買い物である家畜を買いに向かった。
リルに目利きを任せ、お金を渡しといて、買い終わったら待ってるよう言っといた。
もうリルは動物たちを見るのに夢中になっているのを見送り、自分の用事えお済ませようと向かった。
向かった先は、以前リルを買った奴隷商人がいるところだ。
何故そこに向かっているというと屋敷が広く掃除が手間と、俺達は冒険者だから屋敷を空けることが多いのでセキリュティが不安なので
戦闘用奴隷と家事奴隷がほしい。
まぁ、本音は大きい屋敷が手に入ったからメイドがほしいと思ったからだ。
折角、金が手に入ったから経済を回さないと。
◇
店に着き中に入ってみると、中年太りのおじさんが出迎えしてくれた。
「いらっしゃいませ、お客様。 本日はどのような奴隷をご所望ですか?」
「戦闘用奴隷と家事奴隷がほしいですね。 予算は一千万ロリです」
「かしこまりました。 ではまず、戦闘奴隷を連れていきますね」
数分後、奥から戻ってきたおじさんは5人ほどの男性奴隷を連れてきた。
4人はガタイが良く、3年ほど売れ残りは建築系のところへいかれるようだ。
残りの一人は4人と比べて細いが筋肉質である所謂、細マッチョである。
なんだ、女の子はいないのか……。
「一人どのくらいですか?」
「はい、一人あたり60万ロリですね」
結構安いな……。
リルは70万ロリだったのにな、男だからか?
「じゃあ、その5人買います」
「っ!? いいんですか!?」
「はい」
俺は《格納》から300万ロリを出して店主に渡す。
「ご購入ありがとうございます!!」
店主は深々と頭を下てきた。
「じゃあ、次の奴隷を」
「はい! 少々お待ちください」
数分後、今度は10人ほど女性を連れてきた。
見た目は10代の若々しい女性たちで、種族はバラバラだ。
エルフ、ダークエルフに獣人、そして一人だけ目立つ子がいる。
16歳くらいの見た目で傷跡や火傷後が残ってる子だ。
「その子は…」
店主は察したのか、傷だらけの子を一歩前に出す。
「この子は……少し訳アリで奴隷商に転々とたらい回しにされていて、先月引き取ったんですけど」
よく見ると、その子の目はハイライトがない虚ろの目をしていた。
昔のリルみたいだ……。
そして、なんだろうこの胸のざわつき。
恋なのだろうか……、じゃなくて、俺が引き取らないといけない気がする……。
「この子はその……、申し上げにくいのですけど、魔人族と人間のハーフなんですよ」
「魔人族と人間のハーフって何か問題があるのか?」
「はい。 まず人間は魔人族をよく思ってないのが多いですし、ハーフということで魔人族や人間にも嫌われているので買う人がいないんですよ」
「20万ロリで買って頂けたら、こちらは嬉しいですね……」
「そうか……、最低限の家事はできるんだな?」
「はい、ここに居る者は全員できます」
「分かった。 全員買おう」
「お買い上げ、あ、ありがとうございます!!」
店主は何度も頭を下げてくる。
「では、合計金額ですけど470万ですけど、先程からのご厚意がありがたいですので450万でどうでしょうか」
「じゃあ、厚意に甘えてそれでお願いします」
再び《格納》を使い450万ロリを渡す。
「この魔道具で奴隷たちと契約しといてください。 私は、服を見繕ってきます」
店主が店内の奥へ消えてった。
「んじゃ、契約するか…。 俺はユウスケだ。 今からお前らの主人になるからよろしく《契約》」
自分が持ってる魔法で契約を済ますして、しばらく時間が経つと店主が多くの麻袋を抱えてやってきた。
俺はそれを受け取り《格納》へと仕舞っていく。
「ご購入ありがとうございました。 お気をつけてお帰りくださいませ」
俺は、新しく手に入れた15人の奴隷たちを連れてリルがいるところへ向かった。
◇
リルの元へ向かってる途中、俺はあるものに釘付けしてしまった。
それは、青白い金属板が売っている露店だ。
俺はそこに立ち寄ってみた。
「これは一体…」
「ほう、お目が高いのぉ」
この露店の店主だろうか、腰が曲がっていて杖を突いているお婆さんがいた。
「これはのぉ、儂が開発した魔道具でのぉ、遠くの人間と直接会わずに会話ができるのじゃ。 すでに遠くにいる人と会話できる魔道具はすでにあるが、それは一般人には手に入らない故、儂が一般人でも使えるようコンパクトにして、低コストな魔道具を作製することに成功したのじゃ。 どうだお主もきになるだろぉ?」
「あぁ、すげー気になる。 お婆さん、それ幾つだ?」
「一つ10万ロリじゃな」
「じゃあ、10個買います」
「ありがたいのぉ、この魔道具は【ミスリルタブレット】というのじゃ、覚えていただきたい」
「分かった」
「使い方は、ただこの【ミスリルタブレット】に誰と会話したいか念じながら魔力を込めると会話ができるようになる。 ただし、お互いに持っていないと効果が発揮しないから注意じゃな」
「ありがとう」
100万ロリを渡し、【ミスリルタブレット】を《格納》にしまい込んだ。
一つは、あのロリコンにでも送ろうかな。
寄り道が終わり、可愛いリルの元へ向かった。
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