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真実5

「看護の学校に通うのはいいと思ったわ。ただ、海のそばに住みたいっていうのは。。。」

「不安だったの。不安というのとはとちょっと違うわね。イヤな予感がしたっていうのかしら。海のそばに住むことじゃなくて、海にかかわることに。海に惚れると、海に惚れられるような気がして。」

「あの子、真っ直ぐだから。周りが見えなくなってしまわないかと。」

「それで、ひとつ条件をだしたの。久美と一緒に住むこと。久美がいれば状況を把握できるし、少しは周りが見えるんじゃないかなって思ったの。」

「香奈はすぐに久美を説得し、住むところを探してきたわ。それが鎌倉。」

「1年余りで久美が結婚するとは思っていなかったわ。まして、そのあと拓実君と一緒に住むなんて。」

「すみません。」

「いいのよ。拓実君を攻めているわけじゃないの。」

しばしの沈黙のあと。

「拓実君。」

「はっ、はい。」

「香奈をよろしくね。もちろん、彼氏になってって意味じゃなくて。今日の話を聞いても一緒に住むことがなくなっても今までとかわらずって意味よ。」

「香奈!」

香奈のママが大声をだした。

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