表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
58/132

058 「お話しの続きをしてよ」

はい。

リズです。

寝てました。


だって、エリカの話つまんないし。

それに、異世界にきていきなり徹夜で山を越えて命懸けで戦って。

疲れているんだし、しょうがないじゃん。

て、だめ?


船は、港についた。

そこで、物資と兵士の補給が始まる。

なによ、結局ローゼンベルクが支配してるのは王宮だけなわけ?

それ以外の場所ではエリカが普通にえらそうにしている。

とりあえず、皆忙しくなった。

わたしに唯一気を使ってくれていた日出男ですら、相手をしてくれなくなる。

港は。

案外普通だった。

多分、ヨーロッパの田舎にある港町だといわれても、信じただろうね。ヨーロッパ行ったことないけど。

暇なわたしは、船室のひとつを勝手に使って仮眠をとる。

気がつくと夕暮れだ。

船はまだ出港していないところをみると、多分明日になるのだろう。

さて。

目覚めたわたしはふらふらしながら、ドクター・ディーのところに行ってみる。

いるじゃん。

わたしの他にも暇なやつ。


「失敬だな」


ドクター・ディーはわたしを見るなり言った。

まだ何も言ってないのに、なんだそりゃ。


「暇そうだと思ったのだろう」


ドクター・ディーの言葉に思わず頷く。

ドクターは苦笑する。


「わたしには戦い以外の務めがあるが、まあいい。お嬢ちゃん、きみの相手をしようじゃないか」


じゃあさ、お話しの続きをしてよ。

土曜日の本が、それからどうなったのか。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ