番外編 彼女の過去
いじめ描写があります。ご注意を!!
皆さん、はじめまして。私は、春岡ゆうりの親友をしている藤堂千夏です。
今日は、何を話すかと言うと題名で想像できる通り、私の過去――つまり、私の中学生時代の話。
え、興味が無い?ふーん、じゃあ……フフフ
まあいいや。あ、それで、今でこそ、ゆうりのようなちゃんとした『友』と呼べる人がいるけど、それまで、一人もいなかったんだ~
あ、ゆうりと違ってぼっちではなく、友情ごっこをする人はいたから誤解しないでね。まあ、所詮は友情ごっこだったから、後々、そのもろさが分かって実に愉快だったよ。
前置きはここで止めといて、話を始めるよ!!
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時は中学三年の秋――
当時、私は世に言ういじめを受けていた。まあ、馬鹿らしくて鼻で笑ってたけど。
そもそもの発端はしょうも無かった。ただ、私が主犯の好きな人を振っただけだった。可笑しいよね、それだけでいじめるなんて。その人と仲良くしてただけで、いじめたりしてたらしいし、嫉妬ってスゴイね!余計に嫌われるのに…フフッ
だけど、その日は趣向が違っていた。いつもは、テンプレートな幼稚な物で周りも呆れたいたが今回は、周りも慌てていた。
「ハハハ、ざまあみろ!アンタの大事な髪がこんな無残な姿になっちゃって。ハイ、遺髪!アハハッ」
そう、たった今、私は髪を切られた。でも、めんどくさいから切ってなかった長い髪を切って喜んでるのを見るのは愉快だね。
あ、でも、クラスからの同情を買うチャンスだし…
鼻で笑って見下す。
⇨悲しそうに屋上へGO
じゃあ、レッツGO!!
タッタッタッ
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ハアハア…疲れた、眠い…寝ようかな…あ、そろそろアレが来るから演技しなくちゃ!!
あ、アレが来た。
「千夏!!大丈夫!?」
『アレ』とは、現在、私と友情ごっこをしている、上川小夜。表向きは、いじめられてる私と仲良くしている良い子ちゃん。でも、表向きはね…
よし、目に涙、スタンバイOK!抱き着く準備もOK!!
「うん…小夜っ!」
フフフッ…必死で、笑いを押えてるよ!!隠してるつもりだけど、バレてるし。こっちも。こらえるの大変だよ。
そう、この女は、実際は私のそばにいて、私が近くで苦しんでる(そんなの一回もないけどね)のを見て、主犯の子たちに報告する監視役。つまり、人間のクズってとこかな?
でも、もうそれも終わり。
「…我慢しないで笑ったら?」
「は?」
「小夜、知ってるんだよ?本当は、笑ってることも、あいつらに全て報告してることも」
「そ、そんなの、勘違いだよ!!」
「じゃあ、これを聞いても言える?」
そして、私はポケットから小型の録音機を出した。
ーねえ、ホントに良いの?-
ーえ、何が?-
ーウチらと一緒に正面からいじめなくてー
ーうん。だって、さんざん仲良くした挙句に裏切る方が面白いじゃん。今だと、どうせ鼻で笑うだろうしー
ーアハハッ。小夜、マジサイコーだねー
「な、何でこれを…」
「さあ?でさあ小夜、最近、男子受けがいいらしいね。おかげで彼氏までできたらしいね。私を出しにした買いがあったね!!」
「な、何が目的!?」
「それは、私を裏切った罰として良い子ちゃんの小夜ちゃんには二重スパイをしてもらおうと思います!!出来るよね?」
そう、もうすぐ受験だから確実に何か妨害してくるから、それを事前に防ぐためにもね。
他にも、何をしてもらおうかな?私を見くびった罰は重いからね。
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そういえば、あの後、私は陰で卒業まで散々こき使ったな~懐かしい。
あ、そうそう、いじめもしばらくは続いたけど、そのうち、無くなったな~
なんでも、主犯の子に彼氏が出来たとか。小夜って…フフッ
で、今は、ちゃんした友達もいて、充実した学校生活を送ってる。そういえば、最近、やっとゆうりが自分の気持ちに気が付き始めたよう。遅いよ…でも、全力で応援しようとは思う。
はあ~眠い…
すみませんが、諸事情により1カ月間くらい更新が出来ないかもしれません。




