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運命の―――!?  作者: 夢奈 姫々
2学期
35/39

31話 勘違いでした…

…恋って、恋って。恋って―――っ

こんな物なんですね。


私は、大きな勘違いをしてたんです。あの日、そう入学式の日、私は冬斗くんに会った瞬間、体中に電気が走りました。でもそれは、私の体が、恋い私に伝えようとしたのであって、運命がどうのこうのとは関係なかったんです。

つまり、これは黒歴史ですね!!もう、笑うしかないです…


「…うり、ゆうり、聞いてますかー」


「はっ、って、何で私の部屋にいるんですか!?」



おかしいですよ、部屋のノックは聞こえなかったんですが、現在、私の部屋には兄がいるんです。何故でしょうか?


「ノックを何回しても、返事がないから入って来ちゃった!」


「あ、そうですか」


「いやいや、ゆうりちゃん、何ですかその反応?折角、お兄ちゃんが来たのに塩対応だなんて…もう、生きていけない」


「ふーんそうですか…」


「ヒドイ……ま、まさか、悩みがあるのか?何の悩みだ!?お兄ちゃんに何でも言ってみな!!」


「じ、実は、恋を…」


ハッ!!しまった…です。…私の人生はここまでだったようです…無念です…


「な、何だとーっ。ゆ、ゆうりが、恋だとーっ!?誰だ、相手は誰だーっ!?」


「さ、さあ?」


「言えっ!!ゆうり、言うんだ!!お兄ちゃんが、手助けをするよ!!」


ウソを言わないでください!!『手助け』って、書いて『脅し』書くじゃないですか!?

絶対に、ろくなことが無いですよ!!


「丁重にお断りします」


「ええーっ!?な、何で?お兄ちゃんのことが嫌いなの?」


「嫌いじゃないですよ。と、とりあえず、出て行ってください!!あと、このことは、トップシークレットですよ!!」



まだ、何か言ってますが、無視です。完全無視ですっ!!



****


ふあ~

眠いです。昨晩は、おかげさまで夜更かししちゃいました。


「おはよう、ゆうり!!」


ふ、冬斗くん!!

は、恥ずかしいです。自分の気持ちに気づいてしまったので、無駄に意識してしまいます。


「お、おおお、おはようございます」


「「・・・・」」


ち、沈黙…

ど、どうしましょう!?


「ゆうり?何で、顔を赤くして俺のことを見つめてるの?」


「へっ?な、何でもありません!!」


穴があったら入りたいです…


『フフッ』


ん?

この声は…


「おはよう、二人とも」


「ち、千夏ちゃん!!」


「ゆうり、朝から元気だね。フフッ」


「おい千夏、何をたくらんでやがる!?」


「さあね」


な、何をたくらんでんでしょうか?この方の考えることは、恐ろしそうです。


「あ、そうそう。ゆうり、今日の放課後、時間ある?」


え?

たくらみとは、私に関係する物ですか!?

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