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運命の―――!?  作者: 夢奈 姫々
2学期
34/39

30話 恋とは!?

 

 はああ~

 あ、また、溜息をついてしまいました。はあ~これで、15回目…いや、16回目です。

 恋について、考えてると溜息ばかりです。でも、どんなに考えても解らないんです。恋とは、いったいどんな物なんでしょうか?まったく、想像もつきません。

 こないだ、千夏ちゃんに言われた、あの言葉――


『本当はゆうりが、冬斗のこと好きなんじゃない?』


 ――どんなに考えても、解らないんです。私にとって冬斗くんは、大切なお友達なんです。この思いが、友情に分類されるのか、恋に分類されるのか、今の私には解りません。

 …やっぱり、ここは恋の先輩、千夏ちゃんに援護を頼み、どちらか判定してもらいましょう!!


 ****


 ルンルン♪

 千夏ちゃん、早く来ませんかね~もう、私は解決策が見つかったので、ご機嫌なんです。

 おっ、千夏ちゃんが珍しく、チャイムの5分前に登校してきましたよ。善は急げです!!


「千夏ちゃん、相談があります!しても良いですか?」


「…う…ん……相…談…?………ゴ……メ…ン…………電……池……切…れ……」


 あちゃー電池切れでしたか。そりゃそうですよね、早く来たってことは、いつもより早く起きたんですから。千夏ちゃんにとっては、たとえ1分でも睡眠時間が短ければ、死活問題ですからね。

 しょうがないです。放課後にします。


 ****


 皆様、ついに放課後がやって参りました。ということは、『第一回・千夏の相談室』のコーナーが開催されます!

 ※このコーナーでは、千夏ちゃんがひたすら私の相談にアドバイスをするだけで、特に、私以外に得は無いと思われます。

 と言うことで、『第一回・千夏の相談室』が始まりました。やっぱり、初めてなので緊張しますね~



「…一人で何やってるの?」


「え!?い、いや、何もしてませんでしたよ…」


「ふーん。まあ良いや。それで、相談って何?眠たいから早くして」



 こ、こんな、疑うような目でこちらを見ないでください!ウソだとばれてしまうじゃないですか!!

 それにしても、今日の授業のすべてを睡眠に(つい)やしたのに、まだ眠たいんですか。

 あ、相談でしたね。



「相談は、私の冬斗くんへの思いは、友情なのか、恋なのかどちらだと思いますか?」


「はああ!?知ってる訳ないじゃん。自分で自分に聞いたらいいでしょ!!」



 悩まずに言いましたね。でも、それが出来たら相談なんかしてませんよ!自分に聞いても、自分は答えてくれないんですよ!!



「…ねえ、ゆうりは最近、胸がドキドキとすることない?」


「胸がですか?」



 …うーん。そんなことが、あったような~なかったような~そういえば、似たようなことはありましたね。



「ドキドキはありませんが、痛むことはありますよ。やっぱり、病院に行った方がいいですよね?」


「病院は必要ない。うん、それだ。それって、何を考えてる時になる?」


「ええと、冬斗くんのことを考えてた時とか…他に無い…」



 そうだったんですね。ここ最近、胸の痛みが、たびたび発生するなと思ったんですが、冬斗くんのことを考えると痛くなるんですね。

 ……いや、おかしいですよね?これって、少女マンガでよくある、『好きな人の事を考えると胸が痛い』みたいじゃないですか!?…ということは、やっぱり私は、冬斗くんのことが好き?





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