29話 勘違い…
「決めたよ!!」
うん?千夏ちゃんは、突然、何を言ってるのでしょうか?
紅茶の茶葉で、ダージリン派かアールグレイ派で話てたんですが、突然、先ほどの事を言い出しました。千夏ちゃん、どうしちゃったんでしょうか!?学校に忘れ物でも、しちゃったんでしょうか?決めたって言っても、駅までもう少しですよ。
「ええと、何をですか?」
「決闘の事だよ!で、願い事を決めたんだ」
「そうですか。それで、何ですか?」
うーん。はたして何でしょうか?全く予想がつきません!難しいことじゃないといいですが…
「でもその前に、ゆうりは何が目的だったのか教えて!」
うっ、そ、それは~言っちゃうと、私の命が危険な目に…
そ、そんなに、笑顔で無言の圧力をかけないでくださいよ…
「い、いや、千夏ちゃんの恋の手助けをするつもりであって、けしてそれ以外に理由はありませんよ!!」
「はあーやっぱりか。ゆうり、勘違いしてるよ」
「へ!?」
ど、どうゆう事ですか!?確かにあの時、好きな人がいると…
「確かにいるって言ったよ。でも、ゆうりが思ってる人物ではないよ」
えっ!?今なんて言いました?聞き間違え出なければ、私が予想している人物ではないと言いましたが…まさか、まさかですよね。それに、考えてることを、顔に書いてはなかったはずですし、アハハハハ…いやですねえ、ついに私ってば、耳まで悪くなったようなんです。
「そこ、現実に目をそらさない!」
「スイマセン」
そうですか、これが現実ですか。そうですか~って、今までのアレは無駄だったんですね。うん、勘違いほど恐ろしいものはないですね………本当に恥ずかしいです。
「あ、それでさあ、本当はゆうりが、冬斗のこと好きなんじゃない?」
「ええっ!?違いますよ!もし、仮にも、そうだったとしたら、二人の応援なんてしてませんよ!!まあ、勘違いでしたが…」
「だから、気づいていないんじゃない?」
「でも、自分の事ですよ!そんな訳ない…とは言い切れませんが、違うと思います。だって、私と冬斗くんは、運命のお友達なんですよ!」
「最初から違うんじゃない?あ、私は電車だから。そうそう、お願いは、自分の気持ちに気が付いたら言うね。バイバーイ」
「えっ、あ、さようならー」
…分からないです。最初から違うって、どういうことでしょうか?
私は、冬斗くんが好き??え、でも、友達のはずじゃ…ん!?そもそも『恋』って、どんな物なんでしょうか??




