22話 この歌は、ちよっとですね…
結構短いです。
「えっ!?どう言う事ですか―!!」
それは、遡ること数分前の事でした―――
文化祭の日が近づいて来ていて、劇もあと少しで完成と言う所まで来ていました。そして、いつものように劇の練習を始めようとした所、劇の総監督をしている高城さんが私の所に来て一言。
「春岡さん、歌うことになったから。あ、でも春岡さんだけだから安心して!!」
そして、没頭に戻ります。でもですよ、本番まであと一週間なんですよ。なのにですよ、今から私だけ歌の練習もしなければならなくなったんですよ。どんだけ、ハイレベルを私に求めるんですか!!これは、お断りさせてもらいましょう。
「ええと、お断りしたいのですが…」
「じゃあ、はいこれ。」
「こ、これは、何ですか!?」
「決まってるじゃん、楽譜だよ。頑張って、作詞作曲したんだよ!!あ、CD忘れたから今から取ってくるね」バタバタ
・・・失敗しました。しょうがないから、とりあえず、楽譜を見ときますか。…ええと…う、うん…何と言えば良いでしょうか…ええと、ちょっといやかなり、こ、個性的な歌詞…でしょうか??
「あ、ゆうり。どうしたの!?顔色悪いけど…」
「千夏ちゃん…何もないですよ。ただ、歌の歌詞が衝撃的だっただけで・・・」
「歌?…ああ、あれか!!」
「まさか、劇に歌が追加されること知ってたんですか!?」
「うん。だから、こないだ言ったじゃん。まあ、聞いてなかったけど」
「その後、聞いたのに教えてくれなかったじゃないですか!!」
「だって、面白そうだったんだもん!」
ヒドイですよ…知っていたら心の準備満タンで見る事ができたので、衝撃を和らげることができたのに。それにしても、コレは心臓に悪いですよ。これを歌わなければならないなんて…
「あ、でも、アレはさすがにアウトだから今から訂正してもらう予定だから」
「ふうー安心しましたー」
「でも、歌ってほしかったなーだって、あの歌詞には、衝撃を受けたよ!!すっごく、中二病感満載だったよね!!」
うん、この人、絶対に面白がってますね。やっぱり、この方の黒さは通常運転だったようです。ただ、口に出すと自分身が危ういので言いませんが。
「…まあ、それはもの凄く。竹取物語に全く関係ないワードも出てきましたからね」
でも、ホントに安心しましたよ!!あれを歌うのはちょっと黒歴史化決定されるので避けたかったですし…そもそも、何個か訳の分からないワードが入ってましたしね。
よし、今から劇の練習を頑張りますか!!




