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運命の―――!?  作者: 夢奈 姫々
2学期
25/39

21話 稽古では

 『天の羽衣を着た者は心が人間とは異なってしまうわ。でも、一言、言っておきたいことがあったから少し待ってて』


 『遅い』


 『訳のわからないこと言わないで!!』


 『ええと…』


「カット!!ちょっと、セリフを忘れないでよ。しょうがないから、休憩を取るから覚えといて」


「はい…」




 失礼しました。今のは、『竹取物語』の稽古模様でした

 まあ、あれから、一週間経ちました。なので、劇の方も着々と出来てきました。もう、後には引けない状況になってしまいましたよ。本当はやりたくないんですが…

 そういえば、千夏ちゃんが今回も、私の理想を手にしてるんですよ!!だって、台本作成係りですよ。なので、もう何もしなくて良いんですよ。ズルくないですか!?みなさん、私は裏方がしたいんですよ!!


 

「あ、ゆうり、見てみて!」


「冬斗くん、何ですか?」


「ジャジャーン」


「わあ、衣装が出来たんですね。とても、似合ってますよ!!」


「本当!?良かった~」


「反応が女子ですね~」


「そうそう、俺いや私は本当は女子なんだよね~。って女子じゃないよ!!」


「ノリツッコミ、ありがとうございました」


「こんな姿で、ノリツッコミする日が来るとは…あ、呼んでるから、バイバイ」


 それにしても、良いですよね、美形の方は。だって、何を着ても似合うんですよ。こんな人が居たら、輝いてるはずのかぐや姫が、まったく輝いていないとういう奇妙な現象が、さらに目立つじゃないですか!あ、ちなみに、冬斗くんは(みかど)役です。大変ですよ!!帝を振らないと行けないんですよ。皆さんが、『何故、振ったの!?』って言いたくなるような帝を!!


「ねえ、話聞いてる?」


「へっ?って、千夏ちゃん!?」


「やっぱり聞いてない…」


「ご、ごめんなさい!!」


「まあ、いいけど。困るのは、ゆうりだし」


「もう一回だけ、お願いします!!」


「うーん…やっぱり、ムリ」


「ヒドイですよ!!」



 また、やってしまいました。最近、話を聞いてないことが多いんですよね~今も、千夏ちゃんの話を聞いてなかったですし…しかし、さっきは何て言ったんでしょうか?誰か知ってますか!?なんか、悪巧みしてそうな気がするんですが…そうだったら、聞いてないのを分かってて言いましたね!!うーん、怪しいですね~




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