17話 春岡探偵は調査しました。
皆様、こんにちは。今回は、予告通りに冬斗くんを調査したいと思います。レッツゴー!!
~登校~
冬斗くんの朝は早いようで毎朝5時に起きてるらしく、そのためか、登校するのも早いんです。前までは、朝にランニングしてたらしいので、登校は早くなかったですが。なので、今日はいつもより早く登校しました。
『ガラガラ』
席で一人、本を読んでると、ついにやって来ました。
「あ、ゆうり、おはよう。いつもより来るのが早いね。」
「そ、それは、ええと…早起きは三文の徳と言うので試してみました。」
少々、無理がある言い訳ですが、一応、理屈は通ってる(!?)ので一安心です。
そして、今は冬斗くんと二人きりです。
なので、千夏ちゃんのことをどう思ってるか聞きたいと思います!!
「冬斗くん、突然ですが千夏ちゃんのことどう思いますか?」
「どうって、うーん…良く言うと、天才。悪く言うと、宝の持ち腐れ野郎。」
「ええと、そういう事じゃなくて、何て言うか、もうちょっとこう…」
「ゆうり、何が言いたいの?」
「それは…」
『ガラガラ』
あ、どうやって誤魔化そうか考えてると、運動部の人達が朝練を終えて帰ってきました。
と言うことは、秋良くんがそろそろ姿を現すはずです!!
だいたいは、教室に入ると遊びに来てるんです。
「冬斗、おはよう!」
案の定、来ました!!
これで、さっきの件は完璧に誤魔化す事が出来たはずです。
「あれ、ゆうりちゃんもいる!!」
「今日は、早めに来てみました」
「へえーそうなんだ~」
興味はすぐに逸れたようで、良かったです。
でもですね~肝心の千夏ちゃんは、まだ来ないんです。
まあ、あの方は、睡眠こそが至上の喜びと言っても過言でないくらいに『睡眠命』な方ですしね~
それにしても、授業中も寝てるのに夜も寝る事ができますよね!!
そうこうしてるうちに、千夏ちゃんも来ました。
スゴイですよ、遅刻ギリギリに来ましたよ!!
~授業中~
ええと、今は古典の授業中です。もちろん、バレないようにチラチラと冬斗くんを観察しています。
千夏ちゃんの方は、いつも通りに寝てます。何故、先生にバレないんでしょうか…
「藤堂C,藤壺の女御と紫の君の関係を答えろ」
と、ここで、千夏ちゃんが当たってしまいました。
答えることができるんでしょうか?そもそも、起きるんでしょうか!?
だけど、先生、その問題は少しマニアックすぎませんか!?
「はい、叔母と姪です。」
えええー!!
千夏ちゃんはまさかの難なく答えることが出来ましたよ!!
あれ?さっきまで寝てたのに…
突然起きて、マニアックな問題に答えるって、どんな神業ですか!!
あ、今回は千夏ちゃんではなく、冬斗くんの調査でした!
・・・!?
また、調査に戻ろうと冬斗くんをチラ見すると、なんと、千夏ちゃんの方を見つめてました!!!
やはり、二人は両想いでしたか。
私の推理は間違ってなかってですね。
あれ!?なんか、胸が締め付けられるようで苦しくなって来ました。
体調がすぐれないようですから、後で保健室に行ってきます。
~保健室~
「先生、迷惑おかけしてすみません。」
「良いけど、寝不足にならないようにね。」
「はーい」
皆様、すいません。
突然ですが、冬斗くんの調査は打ち切りになりました。
理由は、授業の後に保健室に行ったのですが、寝不足のため熱が出てきたので早退することになったからです。
胸の痛みも、きっとこのせいですね。
なのでとりあえず、家に帰ってゆっくり休みます。




