デフレ派のブログ

スイスフランの暴騰から推測する

スイスフランが暴騰しました。

スイス株式市場が10％急落、フラン上限撤廃を嫌気

http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL3N0UU4GX20150115

スイスフランの対ユーロ取引上限為替相場が撤廃されたため、スイスフランが暴騰。

まあ、いつもいってるように、スイスフランが値上がれば、相対的にスイスフラン建てスイス株価は下がりますので、当然、スイス株価は下がってます。

これで気になるのは、これは、アメリカがスイス銀行に預金残高などの情報開示を要求し、それにスイスが屈して、スイス銀行の秘密だとされていた口座残高が一度はアメリカ政府によって検査されたことと無関係ではないでしょう。

永世中立国として、銀行口座を秘密にするため、スイス銀行は世界中の資産家のお金を集めていることは有名でした。

それが情報開示された後、値上がったということは、市場が想定していたより、スイス銀行が強かった。スイス銀行の預金残高が多かったことを意味するのではないかと推測します。

だから、スイスフランは値上がったのではないかと。

日銀が発表している日米欧資金循環統計に、スイスフランと、世界一の株式市場であるイギリスのポンドも加えてほしいものです。