円安は一ドル何円まで行くか
ドル円相場が一ドル110円になりました。
どんどん円安になってます。
一ドル何円まで円安になるのでしょうか。
一ドル120円説、一ドル200円説、どちらも根拠がありません。
何円になるのかは計算できませんが、これからもずっと円安になると思います。
というのも、日銀が円をどんどん刷っているからです。
このブログの最初の記事にあるとおり、
日本の財政破綻、ハイパーインフレにおけるシナリオの概算
http://ameblo.jp/tuorua9876/entry-11365517166.html
日銀は十年二十年で円を500兆円から1000兆円刷るでしょう。
最初の記事には、二年で1000兆円を刷るハイパーインフレ試算がされてますが、
これを数十年かけて行い、円の資産をどんどん安くしてしまうものです。
これによって、日本政府の財政破綻は回避されます。
いやあ、よかったですねえ。
万歳、万歳。
それで何が困るかというと、まず、原材料費の値上がりです。
日本の現在の内需は86%であり、この内需が86%の限り、日本人は日本の企業の高品質な商品で暮らしていくことができます。
もちろん、1000兆円も円を刷れば、外国からの輸入額がそれだけ増え、内需は減ることになります。
今後、注目すべきは、日本の内需率ということになります。
これが下がりすぎなければ、日本は、国の借金を返しながら、今の暮らしを維持することができます。
安心してください。
日本のGDPは年間500兆円。
それに対して、日本の資産は1600兆円。
毎年の労働によって生み出される労働付加価値の方が大きいため、
ちゃんと円を1000兆円刷って1000兆円の借金を返しても、日本社会の生活を維持することができます。
仮に二十年間で円を1000兆円刷ったとしても、二十年間で日本で生産される商品は10000兆円分あるのです。
追記。
円安になると、ドル建てでの日本株の価値が維持され、株高になると指摘しましたが、
円安になると、ドル建てでの日本の労働力の価値が維持され、おそらく円安した分だけ給料が上がります。上がらなければ、社長がだましとってます。




