表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/268

自民党の憲法草案への意見

自民党が憲法改正へ向けて、新しい憲法草案を出しています。


それについて、おかしなところ、疑問点を指摘していきます。



「前文」


特になし。読んでみないとわからないが、誰が書くの?



「第一章・天皇」


まず、わたしは天皇を国家元首とすることに反対。総理大臣が国家元首をやるべき。



国旗は、日章旗とあるが、これは源平合戦で、源氏が旗印に掲げたものであり、認める。モンゴル帝国の侵略から日本を守った鎌倉幕府は正しい。



国歌は、君が代とあるが、反対。天皇の長生きを歌うなど、くだらないし、総理大臣を君と崇める気もない。総理大臣になるかならないかは分業。国歌は、もっと民主的な歌を選び、変えるべき。



元号を、憲法で定めるとあるが、反対。わたしは、西暦に年号を統一する規格統一による作業効率の向上を計画しており、元号制で公務員文書が作られるのは日本の行政府の効率を落としている。


来たる電子化政府の時代に、天皇の死で右往左往する公務員文書データなどが効率が良いわけがない。



「第二章・安全保障」


まず、国防軍という名称に反対。好戦的な印象を与えすぎる。日本軍の名称は、なれ親しんだ自衛隊が良い。憲法を改正し、軍隊をもつことを認めても、決して侵略戦争はしないのであり、国防軍より自衛隊が望ましい。日本は、反戦国家である。



領土保全の明記については、不必要な規定だと思う。今後の国防において、例えば、軍事衛星を攻撃されたらどうするのか。軍事衛星は領土となるのか、などがあいまいなため、明記すると逆に行動をしばられる。また、国外へいる日本人の救助に自衛隊が出動する場合、さまたげとなる可能性がある。



「第三章・国民の権利及び義務」


反対である。家族を基盤に人権を守るのは、現在行われている基本方針だが、例えば、精神障害者を強制隔離して治療する時に、家族の許可がいらなくなった。このように、責任を家族に与えると、圧迫されたものの恨みは家族へ向かうこととなる。人権の保護者は、行政府が責任をもって引き受けるべき。



環境保全への記述には反対。なぜなら、わたしは人類が地球を征服すると考えており、生物群の遺伝子データなどは研究所に残るべきだろうが、蚊の絶滅などの生態系への介入は、保健所などが責任をもって管理しているものである。その妨害になる可能性がある。公園のハトの大群を、糞害が激しいなどの理由から、駆除している実態は、環境保全のお題目とは異なる政策である。だから、反対である。



在外国民の保護については、まったく知識がないので無回答。



犯罪被害者への配慮について、まったく知識がないので無回答。



「第四章・国会」


特に意見なし。



「第五章・内閣」


官僚の暴走を止めるためには、大臣による公務員の左遷、解雇規定を作ってもよいのではないか? 危険かもしれないが。応検討。



「第六章・司法」


反対。裁判官の給与の減額などは、法律で定めるべきであり、憲法にわざわざ書くべきではない。



「第七章・財政」


反対。誰も責任をもって、財政破綻しないとはいえない状況で、わざわざ財政破綻の規定を憲法に書く理由が謎。財政破綻するたびに、憲法違反となり、誰がどのように責任をとるのか知らないが、国家の機能が麻痺してしまう。財政破綻しても、機能しつづける憲法であるべき。



「第八章・地方自治体」


特に意見なし。



「第九章・緊急事態」


まったく、なぜ、この項目が存在するのかが不明。例えば、戦争などの有事には、すでに前項目で総理大臣に指揮権がある旨が書かれているはず。また、東日本大震災などの震災に対して、緊急事態を発令して、あの時と何が変わるのか。9.11テロのようなテロに対して、緊急事態を発令すれば解決するのか?


ただの、緊急事態ということばが好きなだけの空理空論の条文であると思う。



「第十章・改正」


特に意見なし。



「第十一章・最高法規」


意義はないが、肝心の中身がこれほどひどければ、最高法規が日本の国力を減退させる。もっと現実的な未来の展望のある憲法を求める。



以上。



追記。


まことにすいません。これらの意見は、自民党憲法改正草案を見て意見したものであり、より最近に提出された「日本国憲法改正案」


http://db16d0904e3ba79e85f3-771a48d8398ef55230f8a76823ebc8ba.r82.cf1.rackcdn.com/policy/policy_topics/pdf/seisaku-109.pdf


には、特にわたしが危惧を覚える点はありません。


自民党憲法改正案は、実によくできたものです。



ただ、一点、国防軍の名称より、日本軍、あるいは自衛隊の名称がふさわしいと思います。




追追記。


始めの意見は、こちらの原案を見て意見したものです。すでに検討修正されているようです。


http://db16d0904e3ba79e85f3-771a48d8398ef55230f8a76823ebc8ba.r82.cf1.rackcdn.com/policy/pamphlet/pdf/kenpou_qa.pdf



情報が遅くてすいません。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ