誤報:皇室より繁殖した縄文人がいる
Y染色体ハプロがD1bの日本人の最新統計です。
D1b
D1b1
D1b1a 日本人の5.4% ←これは何?
D1b1a1 少数
D1b1a1a 少数
D1b1a2 日本人の12.2% ←これは皇室だろ
D1b1b 少数
D1b1c 少数
D1b1d 日本人の17.2% ←これ、なんだよ? たぶん、物部なんだけど。すごい謎。
D1b2 日本人の4.9% ←これが出雲系。
合計でおよそ40%の日本人が縄文人の子孫ということになります。
まだ、公式発表はありませんが、D1b1a2というのが徳川将軍家のハプロタイプなのは判明しており、東山天皇の子孫のY染色体ハプロでもあると以前、記事に書きました。明治天皇もこのハプロに属します。
だから、皇室のハプロが繁殖したのはすごく納得できるのですが、それよりももっと繁殖しているD1b1dとはいったいどの氏族なのでしょうか。
この系統樹は、突然変異によって変異するのは二つに分岐することがほとんどでしょうから、3とかCとかdがついているグル―プはまだ研究が進んでいないことを示しています。最終的に、すべてのハプロがabの分岐と12の分岐で区別される系統樹ができるはずです。だから、D1b1dの縄文人はまだよくわからない分類をされている縄文人ということでもありますが、同じ特徴をもつ縄文人だということです。
で、D1b1dのハプログループの正体を推理します。
①武士だろうな、たぶん。
②場合によっては、藤原氏。
③あるいは、東山天皇の報道がまちがっていて、皇室は徳川家とは異なる「D1b1d」だったのかもしれない。
いったい、皇室より繁栄したハプログループとはなんであって、どういう日本史が真実なのでしょうか。興味が尽きません。
なお、ぼくは弥生人なので、弥生人のハプログループについての研究もどんどん進んでほしいです。
追記。
すいません。誤報です。最新統計ではなく、2014年11月17日(月)22時51分10秒の「おもしろい古代史の掲示板」というホームページのレスが根拠です。全然、信憑性がありませんので、訂正しておわびいたします。
追追記。
出典がわかりました。「日本人のガラパゴス的民族性の起源」というホームページの
http://jump.2ch.net/?www1.parkcity.ne.jp/garapagos/1-1.htm
です。
これによると、
D1b* 日本人の4.9%(現代アイヌの80%) ←分類がまだの縄文人。
D1b1* 日本人の17.2% ←分類がまだの縄文人。これが最多。
D1b1a 日本人の5.4%(現代アイヌ5.0%)
D1b1a1 少数
D1b1a1a 少数
D1b1a2 日本人の12.2%
D1b1a2a 少数
D1b1a2b 極少数
D1b1b 少数
D1b1c 少数
D1b1d 極少数
合計 D1bは日本人の40.3%
というのが正しいようだ。
追追追記。
テレビで報道された最新データによると、
日本人のD1bの割合は32.2%です。
日本人のOの割合は53.9%です。
http://www.nhk.or.jp/ohayou/marugoto/2015/05/0529.html
追追追追記。
ぼくの宣伝のせいか、NHKで報道されたためか知りませんが、
祖先解析をしてくれる研究機関GENO2.0が6月4日の時点で売り切れました。
キットはもちろんいくらでもあるんでしょうが、研究機関が稼働する限界値まで送られてくる大人気のようです。
男なら、Y染色体ハプロを詳しく調べてくれるGENO2.0のがいいのですが(宣伝では12万個のSNPを調べるとうたってますが、三月に検査したぼくのY染色体は14万個のSNPを調べてくれました)、
女性なら、常染色体を詳しく調べてくれる23andMEのがよいでしょう。23andMEは、Y染色体は5000個くらいしか調べてくれませんが(DかOかはわかります。つまり、縄文系か弥生系かはわかります)、常染色体の遺伝子を50万箇所以上調べてくれます。
というか、日本の会社で祖先解析をやってくれるところが早く始まってほしいところです。現在の日本の会社の祖先解析はミトコンドリア遺伝子だけです。




