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第一話

天使と悪魔に愛された美女


〜登場人物〜

天使:felicitasフィリチータス

   名前の felicitasとは『幸せ』を意味する

   だがタチが悪く天使からも人間からも避けられていて

   その上性格は悪魔より悪魔らしく

   何故天使なのかが分からない今でいうドSなのだ

   そのせいで堕天使になりかけたらしい

悪魔:venenumヴェニウム

   この venenumというのはラテン語で『毒』を表す

   だが名前とは裏腹にとても悪魔とは思えない優しさを持つ

   人間を理解し天使との和解を求める悪魔

   だが悪を起こすRatsallは嫌いであり

   人間でも犯罪を起こす者は死にいたらせるのである

   優しくも恐ろしい悪魔

美女:pollutioプルーツィオ

   pollutioとはラテン語で『汚い』を表す言葉

   とても人間とは思えない美しさには似合わない名前だ

   だがpollutioの生まれた理由は父親の浮気からである

   pollutioによく似ていて美しいメイドがいたという

   父親はそのメイドと浮気しpollutioが生まれたらしい

   母親(育て親)はそのメイドの子のpollutioを憎み

   名前に『汚い』を付けたという

   とても悲惨な子だ、だがその分美しく生き

   誰に対しても優しく接し周りに人々からも人気がある

   街の人々からはGloriaグロリア『美しい』という意味の

   名で呼ばれている

勇者:Tabernaテベルナ

   pollutioの求婚者、 Tabernaとは『勇敢』を意味し

   その名の通りに勇敢である

   勇敢である分しつこさもある

   pollutioはあまり好みではないようだ



第一話〜天使と美女〜

ここはとある街

緑が多い自然で満ちた街である

その街のすぐそばの神聖なる泉で

誰よりも美しく太陽よりまぶしい美女が

泉の水を神に美しい天使をおねだりする歌を歌いながらくんでいる

美女「Eu amo os deuses da beleza♪Por favor me um anjo bonito como um menino♪」

その声は小鳥のさえずりよりも気持ちがよくささやかで優しい声である

美女「Me punir ou o que tinha avidamente Oh Deus♪perdoar perdoar perdoar・・・♪」

歌っているとどこからか若い青年の声が聞こえて来た

天使「Eu irei perdoar♪Se você tem esperança♪Eu irei perdoar♪」

その声の主は天使であった

美女「誰?その美しい声の主は」

天使「なんて美しい娘でしょう・・・」

天使は美女の目の前の泉から現れた

美女「その美しい瞳、髪、声、姿・・・貴男様は・・・天使様?」

天使は頷き美女の近くへ行き小さな声で

天使「これはお忍びだから誰にも言ってはいけないよ」

と、ささやいた

美女「お忍びとは・・・どの位ほどこちらの世界にいらっしゃるのですか?」

天使「・・・3ヶ月ほどかな?」

美女「まぁなんと!お長くいらっしゃるのなら、私の宿にお泊まりになって」

天使「おお!なんと優しい・・・いいのか?」

美女「ええ、大歓迎でございますし人気のない私の宿には誰一人宿人がいませんので」

天使「貴女のような美しい女性のいる宿に誰もいないと!?」

美女「ええ・・・宿と言っても恐ろしいほどボロ屋ですから」

天使「それじゃあお邪魔させてもらうよ」

美女は喜んで街へ案内しようとした

だが天使が人間の格好をしてないのに気づき急いで街の洋服屋で洋服を買った

美女「これとこれとこれと・・・」

店主「おや!Gloriaじゃないか!一体男物の服を買ってどうすんだい?」

美女「あ・・・宿のお客さんが服を買って来てくれといわれまして」

店主「なら安くしとくよ!」

美女「あ!大丈夫ですよ」

店主「いやぁGloriaには世話になってるし今日だけはいいだろ?」

美女「じゃあ・・・ありがとうございます」

店主「んじゃ気をつけるんだよ!ここら辺に悪魔が出ると聞いてるからね」

美女「はぁい!ありがとう!」


次回に続く

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