5 (一端のまとめとして)
つまり、私がこのやっと書け始めた、小説を書くことについての雑文で初めに言いたかったこと、
それは、無意識に避けようとする、目を背けようとする、無意識に回避しようとする大量に避け捨てられた情報は、リアルな描写、日常の醜さを溶け込ませたもの、凝縮したものであるのではないかということで
それは、無意識に書くことを避けた、なんともいえない言語化出来ない嫌な視線であったり、不快な感情であったり、感覚であったり、自らが見たくない、タブーではないが隠したいもの、タブーとしたいものであるのかもしれない、ということ
それを避けようとすることで、その作品は醜さを排除した、リアルが薄まった作品になってしまう、まとまってしまうのではないか、ということです
このようなことは、もしかしたら考える必要性すらない、取るに足らないもの、それどころか、考えることすら無意味であり、無駄なことであるのかもしれない。
……けれど、私はどうしてもそう思えない。だから、敢えて、この雑文を、小説を書くことについて初めてといってよい真面目に書いた雑文である私の一つ目の作品に数えたいと思います
……ここまでこのような未完成な雑文に目を通して下さり、誠に有難う御座いました。
もう少し練り直したい半端な考えではあるのですが、書けて良かった
有難う御座いました。
失礼致します。




