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01 First-Contact[接触]

「調査隊から本部、周辺の調査は終了した。これより内部の調査に移る。」

『本部、了解』

世界地図の最北にある小さな島に、連合国の調査隊が派遣されている。

目的はこの島の地下にあるとされる【旧世代の遺産】の調査だ。

「内部に熱、電子反応なし。完全に停止しています。」

島の地上には唯一、古ぼけ蔦の絡まった地下への入口があるのみ。

他は草原が広がり樹木が乱立している。

「よし、入るぞ。」

自然溢れるこの島には不自然な機械的な扉。

扉を開けて中に入ると、先が見えないほど長く深い階段が続いていた。

「階段か。何もないと思うが、警戒しろ。」

調査隊はゆっくりと階段を降りていく。    しばらく降りると更に扉が現れた。

扉を開けて中に入る。

「ここは…」

中は思いのほか広く、円状にモニターが並んでいる。

すると一人の兵士が何かに気付いた。

「隊長、奥に何かあります。」

「…なんだ、これは…」

部屋の奥にあったのは、見上げるほど巨大な四角い柱のような物体。

「これは何か、コンピューターのような物か?」

「それにしてもデカすぎですよ。」

「隊長!モニターがっ!!」

兵士の声に驚いて振り向くと、突然モニターが起動した。

画面には赤い文字で一言…

『ココカラタチサレ』

「これは…まさか俺達は…!!」

           その日、世界のほとんどの国で地震が観測されていた。

「全滅!?島ごとだと!?」

連合国の調査隊本部はその報せに愕然とした。

「はい、衛星で確認しました!」

「馬鹿な…何があった…。【旧世代の遺産】とはなんなんだ…。」

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