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第五話:転校生が絡まれるのはお約束

「中もパクリじゃねーか・・・・」


「何がですかぁ?」


所変わってホ〇ワーツ似の学校、つまり勇者科校内を俺はイズルに案内して貰っている。見た目どおり中身もまんまホ〇ワーツなのだから偉い人に怒られないか冷や冷やするぜ☆

果てしなく続く廊下の突き当りが俺の教室だ。正しくは俺が転入するGクラスだ。


「勇者科は4年制でクラスはA~Gまでありますぅ。ちなみにあっくんの転入するGクラスは一番最後・・つまり落ちこぼれなんですよ~」


「あぁ・・・そうだな・・・」


「あれ?『何でだよー!』とか『何いいいいいい!!』とか、言わないんですかぁ?」


あれれ~?と言いながら俺の顔を覗き込むイズル。大体異世界に来ましたーとか、ここが校舎でーす!とか言ってホ〇ワーツみたいな城を見せられたりした後に、貴方は落ちこぼれでーす!とか言われてもハッキリ言って全然余裕なんだが・・・。慣れてきたのかな・・・俺・・・慣れてはいけないと思うんだが・・。


「あっ、着いたよ~。ココがあっくんの教室・・・Gクラス!」


「案外・・・普通だな・・」


俺の目の前にある教室は普通の学校にある教室と何の変哲もなかった。某Fクラスの様な教室を思い描いていた俺にとっては予想外だった(良い意味で)そんな事を考えているとイズルが扉に手を掛けた。ん?ちょっと待て!!


「イズル!俺、私服なんだがいいのか?つーか授業の途中だろ今?先に職員室に行った方がいいんじゃねーのかよ?」


「えー職員室ぅ~?あそこまで行くの時間掛かるし~それにココは僕の担当だからね~」


「は?担当ってd「みんなーおっはよー!!」話しを聞けええええええ!!!」


ガラガラと俺の話を聞かずに扉を開けるイズル。あとで覚えてろよと思いながら渋々イズルの後をついて教室に入っていく。扉の先は大学の教室のように机があり俺の同級生になるであろう奴等が座っていた。


「はーい、注目~!!今日は皆に良いお知らせだよ☆なんと転校生が来ましたー!あっくん自己紹介よろしく☆」


イズルに促されて一歩前に出る。自己紹介なんて小学校に入学した時にしかしてねぇぞ?教室にいる全員の目が俺に集まる。


「あー三ノ宮昶d・・です。途中からだが仲良くしてやってくださいよ」


「自分の事ですよーあっくん。まぁ、みんなー仲良くしてね☆」


クラスの全員が元気よく『はーい!』と返事をした。ここは幼稚園か何かか?なぜだか数人は俺にもの凄い勢いでメンチ切ってるし・・・・。なぜだ?


「じゃぁ、あっくんはそこの前から二列目ね?」


「あぁ・・・・・ん?ちょっと待て」


イズルが俺の席を紹介したとき俺の中にふっと疑問が浮かび上がった。さっきから感じていたおかしな感覚はコレだったのかと納得した。


「なんでお前が仕切ってんだ?イズル・・・お前って何者なんだ?」


俺は感じていた違和感をイズルに聞いた。さっきからこの教室の事をよく知っているし、まるでこのクラスの一員であるかのように振舞っているお前は何だ?俺の問にイズルが答えようとした時、一番後ろの席からガタンと音がした。赤い髪に、黄色の目をした俺と同い年の男が顔を真っ赤にして立ち上がっている。どうやらアイツが立ち上がって椅子を倒したらしい。つーか、なぜ顔が真っ赤なんだ?


「無礼者!!イズル様に何て口の聞き方をしてるんだ!!」


「いやいやいや、急に『無礼者!』呼ばわりする無礼者に言われたくないね」


俺の切り返しに教室から笑い声が聞こえる。笑われたからなのか、それとも別の事なのかは分からないが田中(仮)はフルフルと震えている。


「黙れ!貴様、そのお方をどなたと心得ているんだ!!」


「バカイズル」


「ひょえ!?そんな風に思ってたんだ・・・・」


「っ!!貴様っ!!」


俺の返答にショックを受けたイズルは体育座りでシクシクと落ち込んでいる。ともすれば反対に田中(仮)は俺の返答に今でも赤い顔をさらに赤く染めた。いや、大丈夫か?お前・・。そんな田中(仮)をクラスの奴等は呆れた風に見ている。


「なぜ貴様の様な奴がこの勇者科に居るんだ!!貴様など出て行け!!」


「ワォ!いいの?出てっていいの?よし、つー訳で俺転校するわ世話になったじゃっ!」


某風紀委員長の口癖が出たが、俺にとって田中(仮)が言った言葉はまさに天の助け!誰も俺の問に答えることも出来ずに教室から出ようとする俺の服をイズルがガシッと掴んだ。こいつ・・握力ハンパねぇ!!


「ちょっと!!なんで出てこうとするの!?転校したばっかだよ!?」


「うるさい!俺は出て行くんだ!!あんな奴の言いなりになるのは癪だがこの際かんけいねぇ!!」


「ほぅ・・・わっちに何も言わずに出て行くと?」


俺の耳に今一番聞きたくない&バレてはいけない人物の声が聞こえた。ギギギギと固まった首を扉へと向けるとそこには―――――





「・・ご、ご機嫌いかが?・・・イオラ・・」


「テメーのせいで最悪だ、三ノ宮ァ」



――俺の転校のきっかけ・・・・・暴君イオラがそこに居た。










「なぁ・・・転校生って何者なんや?」


「アタシに聞かないでよ・・・・」










イオラ再来!!


さっさと友人A・Bを出したいのに引き伸ばし・・・・。


どうなる事やら・・・((汗

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