第二話:あ、すみません。トイレ行っていいですか?
第二話目です。
いよいよ昶を呼び出した人と会うのかな??
と、とりあえず・・・・・俺勇!
始まります!!
リオール学園・勇者科特別指導室。
通称・折檻部屋のソファーに俺、三ノ宮 昶は座って居た。
とゆうか、座らされた・・・・。
(落ち着け、落ち着け、俺!たぶんアレだ、レポートの事だ。きっとそうに決まってる。)
俺は、辺りを見回す。
きっと、優しい美人教師が居るに決まってる!!
どこだ、どこにいる・・・・美人教師!!
キョロキョロキョロ ジーーーーーーーーーーーーーー キョロ ジーーーーー
(めっさ見てるよ!あのオッサン!!なに・・・なに、アレ??ゴブリン?ゴブリンなのか??)
混乱する俺をオッサン(ゴブリン)は、冷たく見つめている。
(よ・・・・・よし、せーののタイミングで、話しかけよう。)
俺は覚悟を決めてオッサンの方に目を向けた、その時・・・。
「ふーーーーん、この子がかーーーー。」
俺の横から急に声が聞こえた。
「!?なっ・・・・・・!?」
気配も何も感じさせずにその男は、俺の隣に座っていた。
「あ、驚いた?僕の特技なんだ~~コレ!」
イタズラの成功した子供みたいにはしゃぎまわっている。
一体なんなんだ・・・・コイツ・・。
外見は、黒髪 黒目 の一般的な男なのに・・・・。
「ちょーーーーっと待っててね?イオラが、ココに来るからさ~~~。」
「イオラ?誰だ、そいつ??」
俺が聞くとそいつは、もの凄ーーーく驚いた顔をした。
「え??知らないの??イオラだよ?イ・オ・ラ・!!」
「だから、しらねーーーよ・・・ったく、連れてこられたと思ったらなんなんだよ・・・。」
「え??連れてこられた????え?・・・・・ビート。」
へらへら男が、おっs・・ゴブリンの方を向く。
なんだかとっても・・・・嫌な予感が・・・・・((汗
話し合いが終わったのか、へら男は俺の方に向き直った。
「いや~~ゴメンね?話が、まだだったなんて知らなくてさ~~。」
「いや、話とかいいんで返してください。つーか、帰らせろ。」
「あ、僕の名前はイズル・・・・イズル・フィフラート。よろしく。」
へら男・・もといイズルが手を伸ばしてきた。
握手か?それとも・・・・・指を折れと??
悩んだ末に俺は握手した。
「で、入れ歯だっけ?なんで俺は、ココに居るんだよ??」
「イズルね?・・実はね、君のレポートの内容を見たイオラがさ~『コイツを勇者科に入れる』なんて言い始めてさ~・・・・・そんで、君を呼んだんだよ?分かった?」
イズルが笑いながら説明した内容は、俺にしたらアバウトな説明だった。
つーか、あのレポートは授業がヒマだったからおふざけ半分で書いたレポートだぞ!?
侮辱したからか!?侮辱したからなのか!?
俺が頭を抱えていた時に、折檻部屋のドアが開いた。
ガチャ ツカツカツカツカツカ
天使が入ってきた。
「・・・・・・・・・はい?」